ビジネスモデルの作り方、考え方とは?成功事例に学ぶ8つのパターン

鷲津晴人
ビジネスモデルの作り方

今回の記事では、ビジネスモデルの作り方や考え方についてお話をしていきます。

 

新しいビジネスを始めたいと思ったとき、もっとも悩ましいのがどのようなビジネスモデルを作るかということです。

どのような商品をどのような経営戦略でどのような顧客に売れば良いのかということについては、決まった正答がありませんからね。

 

そこで今回はビジネスモデルの作り方について、主に2つのことを説明していきます。

 

  • ビジネスモデルを作るために必要な考え方とテンプレート
  • 【パターン別】ビジネスモデルの成功事例

 

新たなビジネスモデルを作るさいには、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

 

ビジネスモデルを作るために必要な2つの考え方

ビジネスモデルを作るためには、主に2つのことを考えなければいけません。

それが、

  1. 自社のこと
  2. 市場のこと

です。

 

たとえば自社の得意分野ややりたいことばかりを考えて市場を顧みなければ、なんの需要もないビジネスをしてしまいかねません。

もしくは逆に市場のことばかり考えて自社の状態をないがしろにしてしまえば、結果が出せないばかりか、最悪倒産にまで追い込まれることになってしまいます。

 

そのためビジネスモデルを考えるなら、自社の状態と市場の状態を両方きっちりと考える必要があるのです。

では、「それぞれどのようなことを考えれば良いのか?」というところが疑問になると思います。

 

そこでここからは、自社のことと市場のことについて何を考えれば良いのかのテンプレートを解説していきます。

新しいビジネスモデルを作りたいなら、まずはこのテンプレートを基に考えていきましょう。

 

ビジネスモデル_ノートを持つビジネスマン

 

 

自社の状態を基にしたビジネスモデルのテンプレート

まずは自社のことを考えたい場合、以下の6つの情報を抜き出してみてください。

 

  1. 自社が持っているリソースは?
  2. 自社が持っている強みや独自性は?
  3. 自社が持っている弱みは?
  4. 自社が持っている協力者、支持者は?
  5. 自社が使えるコストは?
  6. 自社が求める利益は?

 

これらの情報を抜き出せば、自社が成功できるビジネスが見えてくるはずです。

考え方としてはSWOT分析のフレームワークに近いですね。

 

SWOT分析(-ぶんせき、SWOT analysis)とは、目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人のプロジェクトやベンチャービジネスなどにおいて、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つである。組織や個人の内外の市場環境を監視、分析している。

(引用:Wikipedia)

 

それでは1つずつ、詳細を説明していきましょう。

 

 

自社の状態を基にしたビジネスモデルのテンプレート1.
自社が持っているリソースは?

まずは自社が持っているリソースについて整理しましょう。

要は、あなたの会社が何を持っているのかということです。

 

たとえば、以下のようなものですね。

 

  • 資産
  • 人員
  • 土地
  • 事務所や工場
  • スキル
  • Webサイト
  • SNSの公式アカウント

 

などなど、とにかく使えそうなものを列挙してみてください。

中小企業や個人事業主の場合、まずはこの持っているリソースによってあるていど組み立てることができるビジネスモデルに制限がかかるはずです。

少なくとも大企業のように大抵なんでも用意できるということはないでしょう。

 

 

自社の状態を基にしたビジネスモデルのテンプレート2.
自社が持っている強みや独自性は?

次に、自社が持っている強みや独自性を抜き出してください。

要は競合他社との差別化ができるあなたの会社独自の武器ですね。

 

たとえば、

 

  • 社長や社員が持つ高い〇〇能力(営業やコンサルタントなど)
  • 高い技術力を持ったエンジニア
  • 優れた教育プログラム
  • 独自の仕入れルート
  • 多くのファンがいるSNSアカウント

 

などですね。

 

ビジネスモデルを作るとき、この武器が使える分野であればそれだけ有利に立ち回ることができます。

もしかするとほかの企業ではマネのできないサービスも見つかるかもしれません。

そのため自社の強みや独自性を把握しておくことは、ビジネスモデルを作るうえで非常に重要なことなのです。

 

 

自社の状態を基にしたビジネスモデルのテンプレート3.
自社が持っている弱みは?

ビジネスモデルを作るさいには強みや独自性だけでなく、自社が持っている弱みについても把握しておく必要があります。

なぜならその弱みが避けるべき分野、もしくは対策が必要な事項になるからです。

 

この弱みを理解しないまま見切り発車で新しいビジネスをスタートさせてしまうと、途中で挫折してしまう原因になりかねません。

自社の弱みについてはしっかりと理解したうえで、「それは乗り越えられるものなのか?」、「どうすれば対策ができるのか?」ということを考えるようにしましょう。

 

 

自社の状態を基にしたビジネスモデルのテンプレート4.
自社が持っている協力者、支持者は?

新しいビジネスを始めるさいには、ビジネスパートナーとして協力してくれる会社はあるか、支援してくれる人はいるか、ということも重要な要素です。

簡単に言えば人脈ですね。

 

たとえば自社でブログ集客を行おうとした場合、普通にクラウドソーシングサイトで外注ライターを募集するのか、知り合いの質の良いライターに外注を依頼するのか、で結果が大きく変わってきます。

この場合は当然、後者の方が有利に立ち回ることができるはずです。

 

このように信頼できる外注先がいる分野かどうかというのもビジネスモデルを作るうえでは重要な観点となります。

抜けのないようにしっかりと抜き出しておきましょう。

 

 

自社の状態を基にしたビジネスモデルのテンプレート5.
自社が使えるコストは?

新しいビジネスに費やすことができるコストを割り出しておくことも重要です。

ビジネス立ち上げ時にかかる費用のほかにランニングコストもかかってくるはずなので、継続的にどれくらいのコストを使うことができるのかという視点を持っておきましょう。

 

また、ここで言うコストには資金以外のモノも含まれています。

中でもとくに気を付けたいのが「社長が使う時間」、つまりあなたの時間です。

いくらビジネスがうまくいっていてもあなたがあまりに忙しくて自分の時間を取れないような状況なら、そもそもなんのために会社を経営しているのかわかりませんよね?

だからこそビジネスモデルを作る場合には、「社長が働く時間を減らすには?」という観点が必要になるのです。

このことは社長が働く時間を減らすために、時短から逆算したビジネスモデルの記事内で弊社代表の北岡も説明をしています。

社長が働きすぎで倒れてそのまま会社が倒産するというパターンもありますので、注意してください。

 

 

自社の状態を基にしたビジネスモデルのテンプレート6.
自社が求める利益は?

最後に、どれくらいの利益を見込みたいのかという部分もしっかりと考えておきましょう。

ビジネスの最終的な目的は利益をあげることです。

だからこそどれくらいの利益が欲しいのかを考え、それが可能なビジネスモデルを構築する必要があります。

 

そしてここで1つ重要なのが、中小企業や個人事業主の場合は、高い利益率を確保しておかなければいけないということです。

スモールビジネスの場合、低い利益率の商品をたくさん売るという薄利多売戦略は向いていません。

それよりも差別化された独自の商品を、それ相応の価格で売るということの方が向いているのです。

 

現在オクゴエ! では、価格を上げることで業績を大きく好転させた3つの事例を紹介しています。

こちらを見ていただければ、きちんと利益が取れるビジネスモデルを作ることの重要性が理解していただけるはずです。

インタビュー動画内ではどのようにして価格を上げたのかも包み隠さずお話ししているため、あなたの会社でも同じ方法を使える可能性があります、

この機会にぜひチェックしておいてください。

⇒【無料】価格アップに成功した3人の事例インタビュー

 

 

市場を基にしたビジネスモデルのテンプレート

ビジネスモデルを作るうえでは、市場を基に考えていくことも非常に重要です。

市場のことを考える場合は、ビジネスでよく使われる5W1Hのテンプレートを使うと良いでしょう。

 

  • WHERE(どこで売るのか)
  • WHO(誰に売るのか)
  • WHAT(何を売るのか)
  • WHEN(いつ売るのか)
  • WHY(なぜ売るのか)
  • HOW(どのように売るのか)

 

この5W1Hを特定すれば、どのようなビジネスモデルを作れば良いかが見えてくるはずです。

 

ビジネスモデル_5W1H

 

ちなみにこの5W1Hは、STP分析というフレームワークの考え方を理解しておくとより決めやすくなります。

STP分析とは、アメリカの経営学者フィリップ・コトラー氏が提唱したマーケティング戦略の基本的なフレームワークのことです。

 

  1. Segmentation(セグメンテーション)
  2. Targeting(ターゲティング)
  3. Positioning(ポジショニング)

 

STPはこの3つの頭文字でありそれぞれ以下のことを表しています。

 

  1. セグメンテーション → 市場の細分化
  2. ターゲティング → 分解した市場からターゲットを特定する
  3. ポジショニング → 自社がどういった立ち位置でターゲットと接するかを決める

 

5W1Hのテンプレートは、このSTP分析をさらに細分化したものです。

そのことを念頭に置いたうえでこの先を読んでいただければ、さらに理解しやすくなるでしょう。

 

 

市場を基にしたビジネスモデルのテンプレート1.
WHERE(どこで売るのか)

WHERE(どこで売るのか)では、どの市場に参入するのかを考えます。

STP分析でいうところのSegmentation(セグメンテーション)に位置する部分ですね。

 

まずは色々なデータを集めて、参入する市場を「〇〇業界」といったかたちで大まかに決めるかと思います。

しかし多くの場合、それだけではまだ参入する市場をきちんと特定しきれていない場合が多いです。

そこでSegmentation(セグメンテーション)でいうところの市場の細分化を行います。

要は、市場にあるさまざまなニーズを分解し、グループ分けをするということです。

 

たとえばアパレル関連の市場に参入したいと考えた場合、

 

  • 安い服が買いたい
  • 高級なブランド品が欲しい
  • 人前で浮かない服が欲しい
  • 個性的で目立てる服が欲しい

 

など、その中だけで見てもさまざまなニーズがあります。

WHERE(どこで売るのか)の段階では、その細かいニーズのどこへ参入するかを決めるわけですね。

 

またWHERE(どこで売るのか)では、具体的な売る場所についても考えておきましょう。

どこかの町に店を出すのか、Web上で売るのか、といったところですね。

これについては、次に紹介するWHO(誰に売るのか)を特定したあとに考えても良いです。

 

 

市場を基にしたビジネスモデルのテンプレート2.
WHO(誰に売るのか)

WHO(誰に売るのか)では、どのようなターゲティングをするのかを考えます。

STP分析でいうところのTargeting(ターゲティング)ですね。

 

ターゲティングを行うさいは、とくに以下の4つの点を重視していただければ大きなズレは生じなくなるはずです。

 

  1. 参入しようとしている市場に間違いがないか確認する
  2. できるだけ細かくターゲットの設定をする
  3. 自社の強みを活かせるターゲティングをする
  4. 経営者の好き嫌いを重要視する

 

 

ちなみにこの4つの点の詳細についてはターゲティングの見直しで利益が3倍になった成功事例!正しいターゲティング戦略の方法とは?の記事内で詳しくお話ししています。

併せて参考にしていただければ、より正確なターゲティングができるはずです。

 

 

市場を基にしたビジネスモデルのテンプレート3.
WHAT(何を売るのか)

WHAT(何を売るのか)はそのまま、どういった商品やサービスを売るのかということです。

自社の状態を基にしたテンプレートとターゲットを見比べ、何を売れば良いのかを考えましょう。

 

またそのさいは、製品ライフサイクルを理解しておく必要があります。

製品ライフサイクルとは製品には以下の4つの段階があるということを表す法則のことです。

 

  1. 導入期
  2. 成長期
  3. 成熟期
  4. 衰退期

 

何か新しい製品が登場した場合、まずは少数の人が使い始める「導入期」が始まります。

そのあとで多くの人が使い始める「成長期」が訪れ、やがて市場の多くの人がすでにその商品を持っているという「成熟期」が訪れます。

そして最後はその製品のシェアが徐々に減っていき、市場から消えていく「衰退期」が訪れるのです。

 

この中で商品がたくさん売れるのは「成長期」と「成熟期」のみです。

中でも「成長期」を迎えている商品は、今後の市場拡大も期待することができます。

何を売るのかを考える場合は、その製品が「成長期」か、少なくとも「成熟期」にあることを確認しておきましょう。

 

 

市場を基にしたビジネスモデルのテンプレート4.
WHEN(いつ売るのか)

WHEN(いつ売るのか)もその言葉のとおり、商品をいつ売り出すのかを考えます。

たとえば季節を限定して売るのかといったことや、店舗を出すなら営業時間を何時にするか、ということですね。

 

商品やサービスの差別化は、この「いつ売るか」というところを工夫することでも行うことができます。

たとえば美容室の場合、残業や休日出勤で忙しい人に向けて夜中12時くらいまで営業するというのも1つの手です。

そうすればその時間帯に営業している競合は昼間に比べてグッと減ることになりますので、多くのシェアを得ることができます。

 

ただし、差別化を図るあまりお客さんが少なすぎる時間帯に営業をするのはおすすめできません。

なぜならお客さんが少ない分、人件費などの兼ね合いで利益率が下がってしまうからです。

あくまでも十分な利益が取れる時間帯に売る、という意識を持っておいてください。

 

 

市場を基にしたビジネスモデルのテンプレート5.
WHY(なぜ売るのか)

WHY(なぜ売るのか)は、簡単に言えば企業理念のことです。

なぜそのビジネスをするのか、どのような価値を社会に送り出したいのか、といったところですね。

たとえば大手コンビニエンスチェーンのセブンイレブンは、以下のような企業理念を掲げています。

 

私たちは
いかなる時代にもお店と共に
あまねく地域社会の利便性を追求し続け
毎日の豊かな暮らしを実現する

(引用:株式会社セブンイレブン・ジャパン公式HP)

 

セブンイレブンの経営戦略は、まさにこの企業理念を達成するようなかたちになっているわけですね。

 

ちなみに企業理念の作り方については別の記事で詳しく説明をしています。

そちらの方も併せて確認してみてください。

⇒企業理念の作り方や例文を紹介!ビジョンや経営理念とはどう違う?

 

 

市場を基にしたビジネスモデルのテンプレート6.
HOW(どのように売るのか)

HOW(どのように売るのか)では、どのような売り方をするのかを考えます。

どのようなポジショニングを行い、どのようなプロモーションを行い、お客さんとどのように接するのか、というところです。

HOW(どのように売るのかは、STP分析でいえばPositioning(ポジショニング)に位置しています。

 

新しいビジネスモデルを作る場合、このHOW(どのように売るのか)をあらかじめ決めておくことが非常に重要です。

そうでなければビジネスの軸がなく、行き当たりばったりな経営になってしまいます。

 

実際に弊社クライアントの英会話学校では、この売り方を決めるという部分が甘かったため、サービスにかかる手間が膨らんでしまい、一時期は自分たちの給料さえ確保できない状況に追い込まれていました。

そうならないためにも、あらかじめ売り方をしっかり決めておき、サービスの量や人件費に対してきちんと利益率を確保しておかなければいけないのです。

ちなみに英会話学校がどのようにしてその危機を脱したのかについては、無料のインタビュー動画として解説しています。

経営をしているなら参考にしていただける内容になっているので、この機会にぜひチェックしておいてください。

⇒【無料】価格アップに成功した3人の事例インタビュー

 

 

【パターン別】ビジネスモデルの成功事例8選

実はビジネスには、収益モデルによっていくつかの決まったパターンがあります。

たとえば自社商品を売る物販であったり、宣伝費で利益をあげる広告事業であったりです。

そこでここからは、ビジネスパターン別にビジネスモデルの成功事例を8種類紹介していきます。

 

  1. 物販型ビジネスモデル「アップルの家庭用コンピューター」
  2. 小売型ビジネスモデル「コンビニエンスストアの普及」
  3. 広告型ビジネスモデル「Googleが行ったアフィリエイト戦略」
  4. 消耗品販売型ビジネスモデル「ウォーターサーバー」
  5. サブスクリプション型ビジネスモデル「Amazonプライム」
  6. マッチング型ビジネスモデル「ランサーズ」
  7. フリーミアム型ビジネスモデル「クックパッドのプレミアム会員」
  8. 継続課金型ビジネスモデル「オンラインサロン」

 

中小企業や個人事業でビジネスモデルを作るならこの8つのパターンのどれかになる可能性が非常に高いので、ぜひ参考にしてみてください。

 

ビジネスモデル_事例の説明

 

 

物販型ビジネスモデルの成功事例.
アップルの家庭用コンピューター

物販型ビジネスモデルの成功事例としては、アップルが開発した家庭用コンピューターがあります。

ちなみに物販型ビジネスとは、自社で独自の製品を作って売るビジネスモデルのことです。

 

アップル製品のパソコンというと「iMac」が有名ですが、実はその前に前身となるパソコンが販売され、大ヒットを記録しました。

中でも最初に売れたのが1977年に発表された「appleⅡ」です。

 

「appleⅡ」がヒットした要因としては、それまで企業が仕事で使う用途がメインだったパソコンをあえて家庭用に作ったからだと言われています。

つまり、すでにあったパソコンという製品を市場とターゲットを見直して販売するというビジネスモデルを作ったわけですね。

 

このように物販でビジネスモデルを作る場合、市場やターゲットをずらして考えてみるというのも非常に有効な手段となります。

ありふれた製品でも見方を変えれば、大きなビジネスチャンスが眠っているかもしれないのです。

 

 

小売型ビジネスモデルの成功事例.
コンビニエンスストアの普及

小売型ビジネスモデルの成功事例としては、今や全国いたるところに点在しているコンビニエンスストアの事例があります。

ちなみに小売型ビジネスとは、卸業業者から製品を仕入れて販売するというビジネスモデルのことです。

 

コンビニエンスストアは、お客さんにとっての「便利」を追求することで大きく普及することができました。

小売型ビジネスモデルにとって重要なのは、「何を、どこで、いつ売るか」ということです。

商品開発は行わないため、スーパーマーケットのように同じ商品を売る競合はたくさん存在することになります。

その中でもコンビニエンスストアが選ばれるためには、ほかの店より便利である必要があったのです。

24時間営業、圧倒的な店舗数、さっと入りやすい店舗サイズ、というように、コンビニエンスストアはお客さんにとって便利であったからこそ、スーパーマーケットより割高でもお客さんがたくさん訪れてくれるわけですね。

 

このように小売業の場合、商品での差別化ができないことから、「HOW(どのように売るのか)」というところで差別化をしなければいけません。

逆を言えば、同じ商品を扱っていても売り方を変えることによって独自の付加価値を付けることはできるということですね。

 

 

広告型ビジネスモデルの成功事例.
Googleが行ったアフィリエイト戦略

広告型のビジネスとしては、Googleが行ったアフィリエイト戦略があります。

ちなみ広告型のビジネスとは、紙やWeb上に広告を掲載することで出向元から宣伝費を受け取るというビジネスモデルです。

 

Web広告と聞くと、Googleのことを思いだす人は多いのではないでしょうか。

Web上で圧倒的なシェアを誇っており、動画広告の主な出向先であるYouTubeもGoogleが運営しています。

 

しかしGoogleも元はなんのシェアも獲得していない検索フォームしか持っていませんでした。

ではどのようにしてシェアを獲得していったのかというと、「あなたのHPにGoogleの検索システムを掲載していただければ広告費を支払います」という、今でいうところのアフィリエイト戦略を行ったのです。

今でこそアフィリエイト戦略は当たり前に選択肢として挙がってきますが、当時はかなり斬新な方法でした。

その結果GoogleはWeb上で膨大なシェアを獲得し、広告費によって莫大な利益をあげているのです。

 

このように広告型のビジネスモデルを作る場合、まずは自社のポジションを確立させなければいけません。

サイトに多くのアクセスを集めたり、SNS上で多くのフォロワーを集めたり、情報発信を続けることで影響力を増したり、といったようなことですね。

 

 

消耗品販売型ビジネスモデルの成功事例.
ウォーターサーバー

消耗品販売型ビジネスモデルとして有名なのはウォーターサーバーですね。

消耗品販売型ビジネスとは、ウォーターサーバーの水やプリンターのインクといった消耗品の売上をメインとするビジネスモデルのことです。

 

ウォーターサーバーの場合、基本的に機械自体は非常に安価で貸し出しがされます。

その代わり、専用の容器に入った水を高額で売ることで利益を得ているのです。

 

ウォーターサーバーの運営会社は広告出稿に力を入れ、高い認知度を得ました。

ウォーターサーバーがすごく便利で、あると生活が大きく変わるというイメージを広めたわけですね。

そしてそのうえでサーバーレンタル代を安価にして、その金額を水代に含めることでお得感を演出しました。

 

消耗品販売型の場合、1度使ってもらえれば継続的に購入してもらえる可能性が非常に高いです。

そのため使い始めてもらうところまでを重要視し、資金を投入してビジネスを回しているわけですね。

 

 

サブスクリプション型ビジネスモデルの成功事例.
Amazonプライム

Amazonプライムは、サブスクリプション型ビジネスモデルの成功例であると言えます。

サブスクリプション型ビジネスモデルとは、先に料金を支払ってもらい、決められた期間サービスや商品を提供するといった仕組みのことです。

サブスクリプションには「予約購読」という意味があり、もともとは先に料金を貰っておくことで一定期間雑誌を贈り続けるといったビジネスモデルのことを指していました。

 

しかし昨今は、色々なビジネスがこのサブスクリプション型を採用しています。

そしてその1つがAmazonプライムなのです。

 

Amazonプライムでは、1か月数百円、1年数千円という安い料金でさまざまなサービスを受けることができます。

豊富な動画コンテンツを見ることができたり、商品の送料が無料になったりというサービスです。

安価で多くのメリットがあるということで、Amazonプライムは大ヒットしました。

それによりAmazonは安定した利益を獲得すると同時に、送料が無料になることで多くの人がAmazonで買い物をしてくれるという大きなメリットを得ることができたのです。

 

このようにサブスクリプション型ビジネスモデルでは、やり方によってさまざまなメリットを得ることができます。

自社が持っている商品の中にサブスクリプション型で売ることによってメリットが発生するものがないか、1度考えてみるのも良いでしょう。

 

 

マッチング型ビジネスモデルの成功事例.
ランサーズ

大手クラウドソーシングサイトであるランサーズは、仕事を探しているフリーランスと仕事を依頼したい企業を繋げるマッチングサイトを運営することで成功を収めました。

マッチング型ビジネスモデルとは、その名のとおり2つの需要をマッチングすることで利益を出すビジネスモデルのことです。

ランサーズのようなクラウドソーシングサイトもそうですし、売り手と買い手をマッチングするオークションサイトなどもマッチング型のビジネスモデルであると言えます。

 

ランサーズは、時代の変化とともにフリーランスの人間が増えてきており、そういった人たちが仕事を受注する段階で困っているというところに目を付けました。

さらに仕事を外注に任せたいという企業側の需要も高まっていたことから、ランサーズは大きな成功を収めることができたのです。

 

このようにマッチング型ビジネスモデルを作るには、市場にどのような需要が眠っているのかを知ることが重要となります。

大きな需要のマッチングを見つけることができたなら、それが新たな市場を生み出す可能性もあるのです。

 

 

フリーミアム型ビジネスモデルの成功事例.
クックパッドのプレミアム会員

クックパッドは、フリーミアム型ビジネスモデルとして成功しています。

フリーミアム型のビジネスモデルとは、最初は無料でサービスを利用できるようにして、そのあとで拡張されたサービスを有料で提供するといったビジネスモデルです。

 

現在、クックパッドには160万人以上のプレミアム会員がいます。

この人たちは無料で使えるサービスがとても便利であったからこそ、有料の会員登録をしているわけです。

 

このように最初に無料でサービスや情報を提供して、価値を感じてくれた人にだけ有料でさらに上のサービスを提供するという方法もあります。

 

 

継続課金型ビジネスモデルの成功事例.
オンラインサロン

最近、継続課金型のビジネスモデルとして注目されているのがオンラインサロンです。

今まではどちらかというと、最初に高額なお金を支払って一定期間サービスを受けるような高額塾やコンサルが流行りでした。

ところが最近は継続的に学べる場所として、継続課金制のオンラインサロンが多く運営され、成功しているのです。

 

たとえばホリエモンこと堀江貴文氏が運営しているオンラインサロンは、会員数が1500人以上とかなりの大規模になっています。

月会費が10800円なので、単純に考えて月に1500万円以上の会費が集まるわけです。

そのうえで残りたい人だけが残り、そうでない人はすぐに退会できるということから、オンラインサロンの質自体も非常に高いと言われています。

 

このように長期的にビジネスモデルを組み立てたいなら継続課金を考えてみるのもありです。

コミュニティを運営する場合は利益が安定するだけでなく、コミュニティの質がどんどん精査されていくことも期待できます。

 

 

【補足】よく言われるビジネスモデル特許とは?

ここからは少し補足的な説明として、ビジネスモデル特許がどのようなものなのかについて説明をしていきます。

 

ビジネスモデル_補足

 

ビジネスモデル特許とは、ビジネスモデルにかかわる発明に対して与えられる特許のことです。

ただし一般的には、コンピュータ・ソフトウエアを使ったビジネスモデルにかかわる発明に対して適用される特許という意味で用いられます。

 

ビジネスモデル特許(ビジネスモデルとっきょ)は、広義では、ビジネス方法(ビジネスモデル)に係る発明に与えられる特許全般を指すが、一般にはより狭義の、コンピュータ・ソフトウエアを使ったビジネス方法に係る発明に与えられる特許という意味で用いられる。

(引用:Wikipedia)

 

基本的には大丈夫だと思いますが、ビジネスモデルを作るさいには他社の権利や知的財産権を害さないように注意しましょう。

 

 

【まとめ】ビジネスモデルを作るなら2つの視点で考えるべき

今回はビジネスモデルの作り方について説明をしてきました。

ビジネスモデルを作るさいに重要なのは、自社と市場という2つの視点から考えるべきであるということでしたね。

この2つについてどのように考えればよいのかについては記事内でテンプレートを紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。

⇒ビジネスモデルを作るために必要な2つの考え方

 

あと中小企業や個人事業主がビジネスモデルを作るさいに注意してほしいのが、きちんと利益が確保できるビジネスかどうかというところです。

小規模ビジネスの場合、うまくいくかいかないかの大部分がこの利益率で決まります。

現に弊社クライアントの中には、繁盛していたのに利益率が低くて自分たちの給料さえ確保できていなかった事例もあるほどです。

ちなみにこちらの事例は、商品の価格を上げることで業績を好転させることに成功しました。

「価格を上げる」と聞くと難色を占める経営者も多いですが、実はそう難しいことではありません。

それは、現在無料公開中のインタビュー動画を見ていただければ理解できるはずです。

ビジネスモデルを作る前にこちらの方を確認しておけば、より良いビジネスモデルを作り上げることができるでしょう。

⇒【無料】価格アップに成功した3人の事例インタビュー

 

ビジネスモデルを作るためには、まず情報の整理をしなければいけません。

この記事で紹介しているテンプレートを使って、あなた独自のビジネスモデルを作り上げてみてください。

 

 

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