ロジカルシンキング(論理的思考)を身につける5つの方法

北岡 秀紀 北岡 秀紀
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Kitaoka

ロジカルシンキング(論理的思考)を身につけたい、、、
実際こんな風に思っているビジネスパーソンは、少なくありません。

では、いったいロジカルシンキング(論理的思考)を身につけるといったい何が良いのか?
それは、
・相手に順序立てて何かを説明する時
・再現性のあるノウハウを作る時
など、順序立てて考えることができるので、物事をスムーズに進めることができます。
つまり、ビジネスでは必須の思考法と言えます。

そこで、今回はビジネスをスムーズに進めるための「ロジカルシンキング(論理的思考)を身につける5つの方法」についてお伝えしていきます。

ロジカルシンキング(論理的思考)を身につける5つの方法 方法1:「結論から言うと」を口癖にする


「結論から言うと、、、」と言えば、結論から言わざるを得なくなります。
そして、結論を言ってしまったら、今度はその理由や補強の話を続けなければならなくなります。

つまり「結論から言うと、、、」と発するだけで、次のような流れができます。

結論を言う

理由や補強の話をする

これは、1つのロジカルシンキング(論理的思考)です。
ロジカルシンキング(論理的思考)を身につけるには、「結論から言うと」を口癖にしてください。
たったこれだけで、簡単にロジカルシンキング(論理的思考)を身につけることができます。

ロジカルシンキング(論理的思考)を身につける5つの方法 方法2:書いてから話すようにする

先ほど、「結論から言うと」についてお伝えしました。
実は、書いてから話すようにする場合にもこのロジカルシンキング(論理的思考)は使えます。

話す場合には、一度紙に書いてから話すのが良いです。
書くとなぜ良いのかというと、頭の中が整理されるからです。
頭の中が整理されるということは、論理的に話せるようになる、ということ。

長くなりそうな話であればあるほど、効果的です。
ではこの時、どのような点をどのような順番で書けば良いでしょうか?


次の順番で書いてみます。
1.結論
2.結論に至った理由を3つ
3.結論に至った理由を示すデータや証拠

ここでもやはり、結論から話すことが重要です。

実際に「事務所の移転」を例に解説します。
先ほどお伝えした順番にあてはめて考えます。

1. 結論
 → 事務所を港区に移転する

2. 結論に至った理由を3つ
1. スタッフ増員のため、オフィスが狭くなった
2. 取引先が港区に多く、移動コストが減る
3. オフィスの契約更新のタイミングで、出費のムダが少なくて済む

3. 結論に至った理由を示すデータや証拠
1. スタッフ増員のため、オフィスが狭くなった
 → 業務拡張にあたり増員は必至。現事務所では全く増員ができない

2. 取引先が港区に多く、移動コストが減る
 → 現在の主要取引先の80%は港区内であり、現在と比べ移動時間はのべ50時間削減。交通費も月10万円程度下がる見込み

3. オフィスの契約更新のタイミングで、出費のムダが少なくて済む
 → 移転が前提であれば、更新時期が最もムダが少ないので、費用面では最も有利なため

これをまとめると、、、

「結論から言うと、事務所を港区に移転します。移転をする理由は、3つあります。 
1つめは、スタッフ増員のため、オフィスが狭くなったからです。業務拡張にあたり増員が必至な中、現事務所では全く増員ができないので、移転は必至です。 
2つめは、取引先が港区に多く、移動コストが減るためです。現在の主要取引先の約80%は港区内であり、現在と比べ移動時間はのべ50時間削減できます。交通費も月10万円程度下がる見込みです。 
3つめは、オフィスの契約更新のタイミングで、出費のムダが少なくて済むからです。移転が前提としてあれば、更新時期が最もムダが少ないので、費用面でも今が最も有利と言えます。」

・・・いかがですか?
ロジカルシンキング(論理的思考)が利いているので、論理的で分かりやすいはずです。

理由を3つにするワケ

先ほど、「結論に至った理由を3つ」書き出す、とお伝えしました。
理由を3つにするのは、理由が3つより多くなるとかえって分かりずらくなり、論点がずれてくるからです。
もし、理由がたくさんある場合は、最も重要な理由を上から3つに絞ってください。

他にも理由が3つというのは、多すぎず少なすぎずほどよい数とも言えます。
3つにすることで、論点がむしろしっかりとしているようにも見えます。


ここでは、書くことで頭の中を整理してから話す、ということを押さえておいて下さい。

ロジカルシンキング(論理的思考)を身につけるには、この点も非常に重要であるといえます。

ロジカルシンキング(論理的思考)を身につける5つの方法 方法3:自分とは反対の意見の立場で議論に参加する

これは、何かの事案があった場合に、あなたが賛成派であれば、あえて反対派の立場で意見を考えてみる、ということです。

例えば、「事務所の移転」の事案があったとしましょう。

あなたが「移転に賛成」であればこんな風に考えているかもしれません。
・現事務所は駅から遠く不便。駅チカに引っ越したい
・建物が古くてエレベーターがないので不便。エレベーターがあるところに引っ越したい
・契約満了に伴い、もうずいぶん居たし、気分的にも更新ではなく引っ越したい

・・・しかし。
ここであえて「反対」の意見の立場で考えてみるようにします。

反対の意見の立場だと、移転先は、
・家賃が高くなるのは、経費の予算を圧迫するので反対
・繁華街への転居は、治安面が心配なので反対
・移転先では営業車の駐車場代が、高くなるので反対

こんな意見が出てくるかもしれません。
そうすると、あなたも「あ、確かにそういうこともあるかもな、、、」と思うかもしれません。

ここで押さえておきたいのは、感情についてです。
あなたが正しいと思っている意見には、あなた自信の感情も一緒に入ってしまいがち。
感情が入ってしまうと「移転に賛成」という意見を論理的に考えにくいわけです。

もう一方で「反対」の立場に回って意見を考えてみると感情がそこにはありません。
そうすると、先ほどの例のように「事務所の移転」に対して、論理的に考えられるようになるわけです。

ロジカルシンキング(論理的思考)を身につけるには、あえて反対派の立場で意見を考えてみる、ということも非常に有効です。

ロジカルシンキング(論理的思考)を身につける5つの方法 方法4:事実と意見を分ける

ロジカルシンキング(論理的思考)を身につけるには、「事実」と「意見」を分けて考える必要があります。

例えば、こんな話があったとしましょう。
「今日のアポがキャンセルになりました。担当の話では、クライアントの都合が悪くなったようです」

この話の事実の部分は、「今日のアポがキャンセルになりました」です。
また、意見の部分は「担当の話では、クライアントの都合が悪くなったようです」のところです。
事実と意見は、このように明確に部分ごとに分けて考えることが重要です。
もし曖昧にすると、「今日のアポがキャンセルになりました。担当の話では、クライアントの都合が悪くなったとのことです。」

この表現では、この1文すべてが事実になってしまいました。
これでは相手に伝えたときに行き違いが発生したり、誤解を生むことになります。
また、あなた自身も間違った認識をしてしまうでしょう。
さらにはこの後に取る行動も変わってくるかもしれません。

どれが、事実か?
どれが、意見か?

これが分かっていないとロジカルシンキング(論理的思考)はできません。
ですから、事実と意見はしっかりと分けて考えてください。
これがロジカルシンキング(論理的思考)を身につける事に繋がります。

事実と意見を分けるロジカルシンキング(論理的思考)の練習法

ロジカルシンキング(論理的思考)を身につけるには、新聞や雑誌を使うのが効果的です。

例えば、新聞にこんな記事があったとしましょう。
「港区で火事がありました。3人が怪我をしました。警察では放火の疑いがあるとみて・・・」

事実は、「港区で火事がありました。3人が怪我をしました。」まで。
意見は、「警察では放火の疑いがあるとみて・・・」の部分です。

意見に注目してみると、現時点では放火の可能性があるだけで、放火という結果ではありません
つまり、あくまで意見です。

あなたは新聞には、事実だけが書かれていると思うかもしれません。
でも実は、そうではありません。
このように記者の意見も書かれているわけです。
雑誌も同様です。


新聞でも雑誌でも、マーカーなどで事実と意見を色分けして線を引いてみて下さい。
これを繰り返して、事実と意見の違いを意識していくことで、この事実があって、こんな意見があるんだな、と論理的に理解ができるようになります。


論理的に理解ができれば、ロジカルシンキング(論理的思考)もできるようになるということ。

ぜひ少しづつで良いので、練習を重ねてみて下さい。

ロジカルシンキング(論理的思考)を身につける5つの方法 方法5:なぜ?を繰り返す

これは、なぜ?と質問を繰り返すうちにロジカルシンキング(論理的思考)で物事を捉えることができる方法です。
ロジカルシンキング(論理的思考)で考えると、いろいろなものが見えてきます。

例えば、「売上が上がらない」という問題があったとします。
こんな時は、なぜ?なぜ?なぜ?、、、と繰り返して掘り下げて考えてみると良いです。

実際にやってみると、次のような感じです。

「売上が上がらない」、、、なぜ?
 ↓
それは「新規客が集まらないから」、、、なぜ?
 ↓
それは「webサイトの反応率が悪いから」、、、なぜ?
 ↓
それは「オファーが弱いから」、、、なぜ?
 ↓
それは「オファーを新しく作り変えていないから」

ここまで掘り下げると、分かってきました。
つまり「売上が上がらないのは、オファーを新しく作り変えていないから」

このような結論に至りました。
であれば、オファーを新しく作り変えていけば良いわけです。


このように、問題や課題があった場合には、なぜ?なぜ?、、、とどんどん深掘りしていく。
そして、なぜ?は大体5回くらい質問してみてください。
そうすると、本当の問題が浮かび上がってきます。

この思考法は、トヨタ式と呼ばれたりします。
「なぜ?」で質問を繰り返すだけですが、非常に強力。
ぜひ、あなたも「なぜ?」で深掘りをしていくロジカルシンキング(論理的思考)を身につけて下さい。

ロジカルシンキング(論理的思考)を身につける5つの方法まとめ

ロジカルシンキング(論理的思考)を身につける5つの方法まとめ

方法1:「結論から言うと」を口癖にする

方法2:書いてから話すようにする

方法3:自分とは反対の意見の立場で議論に参加する

方法4:事実と意見を分ける

方法5:なぜ?を繰り返す

ロジカルシンキング(論理的思考)は、この方法を試したからといっていきなり身につけることができるわけではありません。
取り組んでいくうちに徐々に徐々に身につけることができます。

期間的には、半年くらいでしょうか。
意識して取り組んでいると、なんとなくロジカルシンキング(論理的思考)が身についてきているな、と実感できるようになってくるはずです。

この5つの方法は、どれもビジネスで非常に役に立つことばかりです。
あなたもぜひ意識して取り組んでみて下さい。
ビジネスがどんどん捗るようになることをお約束します。

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