ステップメールという言葉をご存知ですか?
おそらく「イエス」という返事が返ってくると思います。
(もし、知らなくても安心してください。
今から、しっかりと解説をしていきます)
イエスと答えるあなたはごく少数の勉強熱心な人
であることは間違いありません。
事実、多くの人がメールやメルマガの存在は
知っていても、ステップメールとなると「?」
となってしまう場合がほとんどです。
ただ、ステップメールをどう活用していますか?
と聞くと、あまり使いこなせていないな、という
印象を受けることも少なくありません。
「自動でメルマガを配信できる」という機能が
「自動で売上を上げる仕組みづくり」のみにしか
利用されていない場合が多いのです。
そこで、どんなケースでステップメールを活用できるのか?
そのポイントを4つお話します。
ステップメールとは何か?
その前に、ステップメールの機能がボンヤリしている
のであれば、ここでスッキリさせておきましょう。
ステップメールとは、普段あなたがお使いのメール配信
システムにもおそらく組み込まれているであろう機能の1つで、
一度設定してしまえば、新たな読者が増えたときにも、
自動的にメルマガが配信される機能のことを言います。
たとえば、今日が1月1日だとしましょう。
通常であれば、メルマガを配信するたびに
配信日時の設定をする必要があります。
Aという記事を「1月1日18:00配信」
にセットすると、その時間までに読者登録をした人
だけがメルマガを受け取ることができます。
なので、1月2日に読者登録をした人はAを読めません。
一方で、あなたが予め10通の
ステップメールを設定したとしましょう。
すると日時に影響を受けることなく、読者登録を
した人は1通目からメールを読むことができるのです。
たとえば、田中さんが1月1日に登録したら
1月1日に1通目を読むことができます。
吉田さんが1月10日に登録したら
1月10日に1通目を読むことができます。
鈴木さんが1月31日に登録したら
1月31日に1通目を読むことができるのです。
あとは、それぞれにあなたが設定した配信間隔で
2通目・・・3通目・・・10通目まで届けることが可能です。
これは、ステップメールの機能を使わなければできません。
なので、多くの人は「読者登録からセールスまでの流れ」
をステップメールで予め設定しておいて、
売上を自動化させることに力を入れています。
ステップメール4つの活用法その1:フォローアップ
とはいえ、ステップメールの機能を使える場面は
それだけではありません。
その他に使える場面の1つが「フォローアップ」です。
たとえば、何かの商品が売れた後、
売りっぱなしになってはいませんか?
売りっぱなしはとてももったいないことです。
なぜなら、お客さんのフォローアップをすることによって、
リピート販売が期待できるのは言うまでもありません。
そこにステップメールを活用してみてはいかがでしょうか。
フォローアップ用のステップメールを作っておき、
売上が上がったら、そのステップメールを流す。
これだけで、お客さんに「自分は(あなたから)大事にされている」
という印象を与えることができます。
案外、フォローアップをきちんとしている
会社は少ないので、これをするだけでも
お客さんから一目置かれる存在になることができるでしょう。
ステップメール4つの活用法その2:共通理解を深める
先ほどもお話した通り、今日登録した人は
昨日のメルマガを読むことができません。
となると、今日いきなりメルマガが届いても
「一体何の話をしてるんだ?」ということにも
なりかねませんよね。
なので、通常のメルマガを送る前に数通の
紹介ステップメールを送っておくことで、
通常メルマガの配信内容などの予告をすることができます。
また、あなたの人となりや価値観、
伝えたいことなどもステップメールにすることで、
違和感なくスンナリと通常メルマガを読みはじめて
もらうことができるでしょう。
何か、自動化させて売りたい商品がない場合でも、
このような助走期間をステップメールで演出する
ことで、しっかりと本メルマガを読んでもらえるようになります。
ステップメール4つの活用法その3:Q&A
これだけで、お客さんのセールスの壁を
超えられる可能性がとてつもなくアップします。
あなたも普段、いろいろな疑問・質問を、
見込み客・お客さんからいただいていると思います。
それらの声はセールスの壁を越えるチャンス材料になります。
細かくは忘れたのですが、
「ひとつの質問の背後には、
同じ質問を抱えている声なき質問者が複数いる」
という名言もあるくらいです。
つまり、もらった質問は、質問者以外にも
多くの見込み客が抱えているものであることがほとんどなのです。
ですから、その質問に答えたコンテンツを
ステップメールで蓄積させていき、配信する。
これだけで新しく見込み客になってくれた人の
疑問や質問をどんどんクリアできるようになり、
セールスのハードルを下げることができます。
ステップメール4つの活用法その4:季節のイベントに利用
あなたの業界で「定例イベント」はありますか?
もしあるなら、
そのイベントにもステップメールは使えます。
なぜなら毎年、毎年行われているイベントは、
内容もほとんど同じですよね?
たとえば、「おせち販売」で料理の中身が
変わることはあれど、今年はおせちじゃなくて
イタリアン!になることはありません。
届けたいメッセージも基本的には同じハズです。
であれば、そのイベントの一連のセールスを
ステップ化してしまいましょう。
そうすることによって、毎年行うことは
オファーの変更といった微調整のみでよいので、
業務の負担を減らしつつ効率的にセールスができるようになります。
あとは、毎年微調整したステップメールを
お客さんに向けて流せば良いのです。
いかがでしたか?
複数のアイデアを紹介したため、少し頭が
こんがらがってしまったかもしれません。
その時は、以下のステップを参考にあなたの
ビジネスにステップメールを取り入れてみて下さい。
ステップ1:活用法の1~4、どれを取り入れるか1つ選ぶ。
ステップ2:選んだ活用方法をメールで読者に提供するには、
どんな情報を提供すればいいのか?
箇条書きで思いつくだけピックアップしてみる。
ステップ3:その中から特に重要と思えるものを3~10個
ほど選別し、1トピック1メールでステップメールを作成する。
ステップ4:実際に稼働させる。
ステップバイステップに直すと、
スッキリして簡単ですよね?
ぜひ、実践してみてください!