ウェブサイトは、強力なビジネスツール。
あなたは自分の商品やサービスの価格を、ウェブサイトで載せていますか?
実は、ウェブサイトに価格を載せる、載せないは非常に重要な選択です。
すでにウェブサイトに価格を載せている、という方もいるでしょう。
もしかしたら、ウェブサイトに価格は載せない、という方もいるかもしれません。
その理由は、様々です。
ウェブサイトに価格を載せない派の意見とは?
まず、ウェブサイトに価格を載せない方の意見から見て見ましょう。
大抵の場合は、
・私の業界では、ウェブサイトには価格を載せないのが一般的だから載せない
・競合に価格を知られたくないので、ウェブサイトには価格を載せたくない
・価格は常に変動するので、基本価格という概念がないため載せない
・ただ何となくだが、とにかく載せたくない
こういった理由です。
あなたもウェブサイトに価格を載せない派だとしたら、共感する点もあるかもしれません。
しかし、もう一方で、ウェブサイトに価格を載せることで、ビジネスが有利になるとしたらどうでしょうか?
結論からいえば、ウェブサイトに価格は載せるべきです。
そして、これには3つの理由があります。
実際にウェブサイトに価格を載せることで有利にビジネスを展開させることができます。
そこで今回は、
・なぜ、ウェブサイトには価格を載せるべきなのか?
・ウェブサイトに価格を載せると、いったいどんな良い点があるのか?
この点を解説しながら、ウェブサイトに価格を載せるべき3つの理由についてお伝えしていきます。
ウェブサイトに価格を載せるべき3つの理由 その1:検討候補にならない可能性があがるから
これは、ウェブサイトに価格を載せていないと、検討すらしてもらえない場合があるということ。
例えば、あなたが出張でホテルを探しているとしましょう。
この時、大抵の場合はこんな点を考えるはずです。
・部屋の価格
・必要な内装設備(Wi-Fiがあるかなど)
・アクセス(駅からホテルまでの距離、利便性など)
通常、ホテルでは部屋ごとに価格を載せていることがほとんどです。
しかし、悪い例を挙げてみましょう。
時々「5,000円〜」などと曖昧な書き方をしているところもあります。
お客は価格や条件に曖昧な点があると、何か引っかかってしまいます。
・5,000円〜の「〜」って何?5,000円ではない場合があるってことだよな、、、
・電話で価格の問い合わせをしなくてはいけないな、、、
・どんな条件で価格が変わるのか知りたい、、、
こんな風に考えます。
つまり、面倒くさいな、と感じるわけです。
すると、「別にこのホテルじゃなくてもいいか。他でいいところがないか探してみよう」
・・・このようになります。
ちなみにこのホテルが5,000円で利用可能だったのは、このような場合。
・閑散日と予想される日だけ
・宿泊無しでオフィス利用だけ
であれば、面倒でも条件ごとにきちんと価格を書いておくべきです。
なぜなら、書いておくことでこのホテルは、選ばれたかもしれません。
でも、書いていないことで面倒臭いと思われ、機会損失を生む場合があるからです。
あなたのビジネスでは、ぜひ書いておくようにしましょう。
ウェブサイトに価格を記載しにくい業種の場合
例えば、コンサルタントや翻訳、税理士といった業種といった業種。
お客の条件や要求が状況によって分からなかったり、見積もりの必要がある価格の場合です。
このような業種は、確かにウェブサイトに価格を表しにくい場合もあるでしょう。
しかし、先ほどのホテルの「5,000円〜」の時のお話を思い出して下さい。
そういった場合でも、なるべく分かりやすく価格を記載することはできるはずです。
例えば、
・認定取得コース ○○円 条件:〜〜〜
・1ヶ月お試しコース ○○円 条件:〜〜〜
・顧問料 ○○円 条件:〜〜〜
といった具合です。
「じゃあ北岡さんは、ウェブサイトに価格を載せてますか?」
・・・こんな声が聞こえてきそうですが、実は私も載せています。
もちろん、これが私の商品全てではありません。
が、その辺の戦略的なことをお話しし出すと話の趣旨がずれるので、ここでは割愛します。
興味のある方はこちらも参考にして頂ければと思います。
こんな風に、たとえ形のない商品であってもなるべく形にする。
そして、価格をなるだけ分かりやすく伝える。
あなたのビジネスでもぜひ意識してみてください。
商品やサービスを売るためには、比較検討候補に入る事は必要最低条件です。
ウェブサイトというのは、公式ホームページだけでなく、ブログなどでももちろん構いません。
価格は重要な判断材料の一つですから、ウェブサイトには価格を記載しておきましょう。
ウェブサイトに価格を載せるべき3つの理由 その2:価格を通して正しい価値を伝えたいから
商品やサービスが高額な場合。
ビジネスによっては、こういった時もあるでしょう。
その時、あなたはこんな風に思うかもしれません。
「こんな高額な価格をいきなりウェブサイトには載せられない。驚かれてしまう、、、」
でも、心配には及びません。
こういった場合でも、ウェブサイトにはやはり価格を載せるべきです。
でもどうやってうまく価格を載せれば良いのでしょうか?
価格が高いだけの価値があることを、証拠でフォローする
人は潜在的に「価格が高いものには、何か高い理由があるのだろう」と感じます。
なので、「価格は高いけど、それに見合うだけの素晴らしい価値がこの商品にはあるよ」と、この点をきちんとウェブサイト内で伝えることが大事です。
価値を伝えずに高額なものを載せるのは確かにダメです。
ではどんな方法で、価格が高い分だけの価値を伝えるのか?
例えば、、、
・あなたの商品やサービスに満足をしてくれている「お客の声」を紹介する
・Before/Afterを紹介する
こういったものが有効です。
いずれも、
・価格に見合うだけの間違いの結果が得られるんだな
・安いものと比べると、これだけの大きな差があるんだな
こんな風に感じてもらうことで、高くてもそれ以上のそのお値打ち感を伝えられるわけです。
そうすれば、「価格は高いけど、とにかく結果や質を大事にしたいから、これにしてみようかな、、、」
こんな風に価格は高くても、選んでもらえるようにもなります。
あえて比較してもらう方法
他にも高い価格でも、選んでもらいやすくする方法があります。
それは、競合他社の情報も並列表記する方法です。
例えば、こんな感じで特徴を赤字で示します。
自社 価格:85,000円
A社
B社 価格:83,000円 商品内容:
そして、次のようなことが伝わるように、補足説明を付けるとなお良いでしょう。
・A社は、価格は安いが、品質や条件がイマイチ
・B社は、自社より少し安く、条件が良い
・自社は、B社と比べ、ほんの少し高いが、商品内容と条件を合わせて比べると、差額の2,000円以上の価値が十分にありますよ
この時、トラブルになってもいけません。
あまり具体的な企業名は伏せておいた方が良いでしょう。
暗にどの競合会社かを伝えたい場合は、頭文字を取ってC社や、Y社とするのがオススメです。
こうすることで、ウェブサイトで価格の高い商品やサービスを比較検討をしてもらいやすくできます。
ウェブサイトに価格を載せるべき3つの理由 その3:SEO対策にも効果的だから
例えば、あなたが学習塾を経営していたとしましょう。
お客が塾を探す時というのは、
「塾 価格」
「中央区 塾 費用 親切」
などといったようなものを入れる場合が多いでしょう。
場所や価格、こだわるポイントといったものをキーワードにして検索します。
つまり、価格、月額、費用、月謝、金額、コスト、、、こういったキーワードは、特に重要です。
ですから、ウェブサイトにこうした価格に関するキーワードは、なるだけ入れておいた方が良いわけです。
また、競合のウェブサイトとも比較してみましょう。
もしあなたのビジネスで、競合がウェブサイトで価格に触れていなければ、なおチャンスです。
どういうことか?
それは表示順位のことです。
あなたがウェブサイトで価格について書いてあるページが多いほど、検索されたときには上位に表示されやすくなります。
ですから、競合よりも自然検索からのアクセスが集めやすくなります。
他にも同様によくお客が検索時に入力をしそうなキーワードを調べます。
そのお客が入力しそうなキーワードを積極的にウェブページにちりばめておくことで、さらに上位に表示されるようになります。
それから、もう一つ。
ランディングページとして、無料オファーのページを作っておくのも手です。
最初に訪れた時にはあなたの商品やビジネスにお金を支払うつもりはなくても、無料で有益になるものであれば、利用しようとする可能性は非常に高いです。
そこで、自然検索で集まってきた見込み客を無料のオファーで惹きつけ、育成していきます。
この時、あなたの商品の価値を暗に伝えましょう。
どうするのかというと、特に、無料オファーの時は、通常商品がどのくらいの価格なのか伝わるような料金表や価格情報を載せておきます。
そうすると、無料オファーの価値もある程度伝わり、魅力的に見せることができます。
ぜひ試してみて下さい。
ウェブサイトに価格を載せるべき3つの理由まとめ
ウェブサイトに価格を載せるべき3つの理由まとめ
その1:検討候補にならない可能性があがるから
その2:価格を通して正しい価値を伝えたいから
その3:SEO対策にも効果的だから
お客は、商品やサービスを購入するとき、当然価格は意識します。
そういう意味でも、ウェブサイトに価格を載せることによって、お客と向き合うことは重要です。
今回は価格を載せることで、様々なメリットがあることをお分かり頂けたと思います。
もしあなたがウェブサイトに価格をまだ載せていないなら、ぜひ価格を載せてみて下さい。
同時にその価値を伝える必要があるわけですから、自社の商品・サービスのことを改めて考えるいい機会になります。