ロッテリアが新発売の絶妙ハンバーガーで、
「まずければ返金」するというキャンペーンをしていました。
一般に、返金保証をつけると成約率がアップするとされています。
しかし、このロッテリアの例の場合、
「半分しか食べていないこと」「1回のみ」が条件になるので、
成約率アップの効果は限定的でしょう。
そしてまた、ロッテリアもそれを狙っているわけではありません。
「お客様のリスクを取り除く」という保証の本来の意図をもって、
返金保証を付けたわけでもありません。
あくまでプロモーションの効果を狙ったものです。
実際、Yahoo!のトップページでニュースとして表示されたり、
やたらブログで取り上げられたりするなど、
たくさんのメディアに無料で掲載されました。
経済価値に換算するとおそらく数億円単位の効果があるでしょう。
その意味ではこのキャンペーンは既に成功した、とも言えるでしょう。
返金保証はダイレクトマーケティングの世界では当たり前です。
しかし、それを大手企業が使った途端、全く違う効果を生み出したということ。
他業界では当たり前のことを転用しただけです。
自分の業界でやっていることを真似すればパクリですが、
他業界をパクれば「先進的」と評価されます。
だから、ニュースになりメディアに取り上げられるということ。
あなたも他業界からパクれることはないでしょうか?
【今日の質問】
他業界のマーケティングを知るにはどんな方法があるでしょうか?