マスターマインドをご存知ですか?
マスターマインドとは、
(多分)ナポレオン・ヒルが広めた概念で、
「二人以上の、統一した願望や目標を持った人間の集まり」
のことです。
意識の高い者同士が
互いに助言をし合ったり、
切磋琢磨し合ったりする場です。
ナポレオン・ヒルをはじめ
色々な成功者がこのマスターマインドを勧めています。
一方で、私は色々なところで、
「ザコはいくら集まってもザコ」
また、それに関連して、
先日、関口智弘さんの『群れない力』という書籍も
オススメしました。
マスターマインドを作ったほうがいいという主張、
「群れない」方がいいという主張。
結局どちらが正しいのでしょうか?
マスターマインドはダメなの?
私の答えはこうです。
「この2つは全く矛盾しない」
なぜなら、マスターマインドはただの群れではなく、
意識の高い人間の集まりだからです。
私が言っているのは、
どうしようもないヤツが集まっても、
何の意味もないよねってことです。
それくらいなら群れないで自分の力を高めろ、と。
『群れない力』も同様で、人と接触するな、とは言っていません。
本当に高め合える人に人脈を絞り込め、
と言っているに過ぎません。
「人脈を切る」というところがどうしても強烈で印象に残りますが、
しっかりと読めば、関口さんも本の中でおっしゃっています。
その意味で全くマスターマインドと矛盾しないものだ、
ということがわかるでしょう。
人脈は自分のレベルに比例する
ただし、ここで理解しておくべきことがあります。
それは、自分の人脈は自分のレベルに比例する、ということです。
一番仲のいい5人の友人の平均年収が自分の年収である、
というのはよく言われることです。
これは年収だけでなく、
スキルレベル、考え方、価値観、人格など
全てにおいて同様のことが言えます。
ヤンキーの友達にはヤンキーですし、
チャラ男の友達はチャラ男ばかりですよね?
(たまぁに人脈だけで全部やってのける
スーパー大学生みたいなのがいますが…
それは文字通り“スーパー”なヤツです。
もって産まれた才能ですから、
求めて何とかなるものではありません。)
つまり、自分がレベルが低い状態で、
「自分の人脈の範囲で」マスターマインドを作ったら・・・
平均値は自分とほとんど変わらない。
あなたがよほどのレベルにいるのであれば別ですが、
そうでなければただの群れです。
マスターマインドは腐る
実際、マスターマインドと称しているのに、
ただの傷のなめ合い集団であることは
珍しくありません。
また私の経験上、
うまくハンドリングできる人間がいなければ、
ダメになっていきます。
それが特に、
スキルも何も足りていない集団であれば、
半年もしないうちに瓦解してしまいます。
ですから、
マスターマインドの運営というのは、
よほどの意志と意図が必要です。
ちなみに。。。面白いことに
傷のなめ合い集団に落ちてしまった人に対して、
その事実を指摘すると血相を変えて否定します。
ゆでがえるのように、
傷のなめ合い集団になっていますから、
意識が高い「つもり」になっているということに
当事者は気付きづらいものです。
マスターマインドの選び方
自分よりレベルが高い人が多くて、
居心地が悪い。
それくらいのマスターマインドがちょうどいいです。
そんな場がどこにあるのか?
平均値の理屈から言えば
自分の友人関係の中で探してもまずムリなことは
わかるはずです。
ですから、少し高いお金を払って、
そういう人が集まる「場」に行くことです。
セミナーや勉強会などです。
できれば、
繰り返し会って互いに吟味しあえる
1回きりではなく、シリーズものにします。
なお、出席者のレベルは価格に比例します。
ビジネス的なレベルだけでなく、
人格なども含めて、です。
もし高額な場にお金が払えないなら、
マスターマインドとか眠たい事を言わず、
それが払えるレベルになるまでは、
ひたすら自分のスキルを磨き、
「儲ける」ことに集中すべきです。