先日、ある集まりで
「ブックオフが今のように大きくなったきっかけ」
についての話題になりました。
ブックオフの生命線は仕入れです。
この仕入れができなければ、
売り物がないわけですから。
当初はあまり本を売りに来る人はいませんでした。
しかし、「あること」をしたことがきっかけで、
急に本を売りに来る人が増えたそうです。
そんな風に言うとすごいことを
想像するかもしれませんがかなり単純。
「本買い取ります」という看板を
「本お売りください」というコピーに変えただけです。
これをきっかけに
本を売りに来る人が増え、
ビジネスも大きくなったとのことです。
こんな風にたった一言の言葉だけで、
大きくビジネスが変わります。
「お客さんの立場で考える」
と言葉でいうのは簡単です。
しかし、それを言葉に表せていない
看板、広告、ウェブサイトがいかに多いか・・・
例えば、あるクリ-ニング店のチラシ。
「節約したい。でも、キレイにしたい。」
という見出しが書かれていました。
この見出しは
反応率がいいかどうかという以前の問題です。
クリーニングですから、お客さんからすれば
「キレイにすること」は前提です。
ということは、ウリにすべきは
「節約したい」になるはずです。
「しかし」「でも」などの逆接の言葉を使う場合、
言いたいことは逆接の後ろに書く必要があります。
(小学校レベルですよね?)
ということは、上記の見出しは
「キレイにしたい。でも、節約したい」
であるべきなのです。
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お客さんの立場になってみて、
言葉を見直してみる。
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言い古されて当たり前のことですが、
それを本当に体現するだけで
大きく反応率を変えることになります。