経営理念・想いを実現する技術

アバター画像 北岡 秀紀

Kitaoka

私はアチコチで経営理念や想いを否定する発言をします。
「いいから黙って稼げ」と。

実際に経営理念や想いが必要ないか、
というとそれは違います。

概ね月収が200万円を越えない経営者の
理念や想いというのは、たいていただのキレイゴト。
他の会社の理念や何となく聞いたことのあるフレーズの
借り物に過ぎません。

しかし、月収が200万円を越えると、
欲しいものは大抵買えるようになります。

この200万円という数字は150万円の人もいれば、
500万円の人もいて数字に上下はありますが、
いずれにせよ一定の月収を得るようになると、
物欲が満たされ「お金のため」働く割合が減ります。

結果、「何のために働くのか?」を
自分に問うようになります。

そこで出てきた答えこそが、
借り物ではない経営理念、想い、です。

そこに到達しない段階での経営理念、想いは
ただのキレイゴトに過ぎません。

「いや、オレの経営理念・思いは本気だ」
と言うかもしれませんが、
起業家はもともと思い込みの激しい人種です。
そんな人種が稼げることを周囲に証明できないまま、
経営理念、想いを語っても、
それは思い込み、ウソと言われても仕方ありません。

経営理念、想いを信じて欲しければ、
たかが月収200万円くらいササっと稼いで
経営理念、想いを実現できる力があることを証明する必要があります。

そして、「本気だ」と言う人ほど、
一定の月収を超えた途端、
今までとは違う経営理念、想いを掲げる人が
非常に多いことは付け加えておきます(苦笑)

・・・とここまでは
拙著『96%の人がやってないない 常識破りの仕事術』をはじめ、
様々なところでお伝えしているので聞いたことがあると思います。

経営理念、想いをジブンゴトにする

さらにもう一歩踏み込んで
経営理念、想いを実現するために何が必要なのか、
もう一段上から考えると

キレイゴトではなくジブンゴトにする
ということです。

経営理念、想いがただのキレイゴトに聞こえるのは、
それを実現する可能性と理由が周りから感じられないからです。

可能性については、前述した通り、
稼ぐということ通じて力を見せれば、
徐々に周りも「あなたについていけば、いけるかも」と
考えるようになります。

だからこちらは、時間が解決します。

もうひとつの理由についてですが、
なぜあなたがそのキレイゴトを達成する必要があるのか
達成することであなたにどんなメリットがあるのか
ハッキリと語れるようになることが必要です。

実際、キレイゴトがキレイゴトに聞こえない人は
第三者が納得せざるを得ないほど
経営理念、想いを熱く語ります。

経営理念、想いの源流は?

では、納得させられるほどの熱さとは、
何に基づくものなか?

それは原体験のストーリーです。
なぜそれの経営理念、想いを達成したいと思うようになったか。
それがいかにジブンゴトであるかを
説得力のある形で語れるかどうか、です。

熱さまで要素分解するのは
野暮な感じもしますが・・・
熱くても、キレイゴトでも、
それが周りに伝わらなければ意味がありません。

逆に、思ってもいない経営理念、想いを
「あぁ、社員やお客を動かすためには必要だから」
素晴らしい原体験のストーリーに乗せて語り
周囲からはスゴイ人とあがめられている社長もいます。

あなたのその経営理念、想いが本物であるなら
本物であることが周りに伝わって、
はじめて本物になります。

あなたの経営理念、想いというキレイゴトは
ジブンゴトになっているでしょうか?

第三者目線でもう一度見直してみてください。

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