この仕事をしていると、友人から
「起業したいけれど、アドバイスが欲しい」
と言われます。
私は必ず
「じゃ、●●円払ってね。」
とお金を請求します。
そうするとほとんどの人は
「え?」という顔をします。
それでも私がお金を請求を
やめないのには理由があります。
私は自己顕示欲の超強い人間です。
それだけがモチベーションと
言っても過言ではありません。
ですから、以前は
アドバイスを求められれば、
無料で根掘り葉掘り、
言わなくてもいいところまで
お話ししていました。
でも、
どれだけアドバイスをしても
実行してくれた人は全くのゼロでした。
残念ながら情報には形がありません。
ですから、価値を感じにくい。
どんないいノウハウを伝授しても、
無料だとそのまま聞き流してしまっていたのです。
だからお金を取ります。
それだけ真剣度も高まり、
ちゃんと実行しようという気になるもの。
お金が欲しくて請求しているのではなく、
成功して欲しいからこそ請求している、
というわけです。
お金を請求して躊躇なく払った人、
(物理的に払えなくて)
何か別のことで返そうとする人、
というのは、例外なく
起業してうまくいっています。
まァ、大抵は
「友達からもお金を取るほど
ガメツイから起業できた」
と感じるようですが。
うまくタダで引き出したいなら、
「相談があるんだけど・・・」とか切りださず、
メシでも誘ってうまく聞きだすくらいの
巧妙さが欲しいものです。
さすがに私でも、
メシの場の世間話で
お金を払えなんて言いませんから。
それはともかく
ここでお伝えしたいのは、
モノの価値というのは、
そのものの価値ではなく、
価格で決まるということ。
だから、
価格をアップしてあげた方が、
お客さんが価値を感じ満足度が高まります。
もちろん売り手側も、
高いお金をお客さんに支払わせる
理由を明確にする必要がありますが。
その理由こそが、
付加価値でありブランドです。
安く売るのが絶対的な正義ではないのです。