今回は、定量目標と定性目標の使い分けについて紹介します。
あなたは今、どのような目標を持っていますか?
「売上高〇〇円達成するぞ!」「今年中に〇店出店するぞ!」など、何かしらの目標をもっていると思います。
このように具体的な数字を掲げることは大事ですし、素晴らしいことです。
ですが、実はそれだけでは目標を達成できる確率はかなり低いです。
言うまでもないことですが、企業として大きな目標を現実に達成するためには、あなたをはじめとして会社の人間みんなが目標を正しく理解し、同じ方向を向かなければなりません。
そこで必須になるのが、「定量目標」と「定性目標」の使い分けです。
この2つを正しく設定することで、会社を望む方向に進めることができるようになります。
今回は、具体的な目標の設定方法まで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
定量目標と定性目標の違いとは?
定量目標とは
- 1年で50店舗を増やす
- 前期比20%増の売上を達成する
- 消耗品費を前期比5%削減する
- 残業時間を平均月10時間に抑える
定性目標とは
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顧客満足度を向上させる
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今後伸びそうな新市場を開拓する
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グループの課題を解決する提案をする
- 本社を〇〇に移転させる
目標管理における定量目標と定性目標
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短期的な結果目標ばかり設定することになり、中長期的な目標が欠落してしまう
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結果を出すためのプロセスを顧みず、結果主義になってしまう
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定量化しやすい目標ばかり設定され、数値化しにくい重要な目標が失われる
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定量化するために、内容や効果よりも単純な回数や件数を目標にしてしまう
仕事がデキる人の目標設定のやり方とは?
目標設定方法
定量目標は、短期的かつ業績に直結するようなものを立てます。
定性目標は、中長期的かつ業績に間接的に貢献するようなものを立てるようにしましょう。
そして、それぞれ「ゴールはなにか?」「それを実現させるためにできることはなにか?」
解答は例えば、以下のようなものとなるでしょう。
<定量目標>
1年後に地区大会を突破する
⇒そのために、〇〇高校と1カ月に1回程度、練習試合を行う。
3年後に全国大会に出場する
⇒部室に目標を掲げ、毎日練習前に全員で読み上げさせ、選手の意志統一を図る。
<定性目標>
体幹の強化
⇒筋力トレーニングを毎日実施する。
基礎体力の向上
⇒夏と冬に高地トレーニングの合宿を行う。
また、ケガの予防と心身の回復のため、練習と同じだけの時間をつかいストレッチなどのケアを行う。
自己管理
⇒選手1人ひとりに練習日誌をつけさせ、常に自分がどういう状態なのかを把握させる。
定量目標・定性目標の設定例
- あなたの会社は最終的にどのような目標を達成したいのか?
- そのために「何を、どれだけ、いつまでに、どのように」実行することができるか?
- それを向上するためには、具体的に、何をどこまで改善すべきか?
- その結果を出すために、日々、毎週、毎月、具体的にどんな努力をするべきか?
- それらのやるべきことを、確実に遂行し、あとで振り返られるようにするためには、どんな工夫をしたら良いか?
- 地域の第二の「おふくろの味」となりたい。
- 3年以内にこの地域で一番有名なパン屋になる。
- 地域での知名度を高めるために、SNSを開設する。地域のイベントや幼稚園などのバザーに参加する。
- 毎日オススメのパンをSNSに投稿する。また月に3種類の新作パンを販売する。
- 顧客へのアンケートを実施したり、SNSへのコメントを把握し、顧客の意見を取り入れていく。
【まとめ】定量目標・定性目標を組み合わせて、目標を達成し利益につなげる
しかし、自社に合った目標を設定し達成していくためには、正しい方向性とそれに見合った現実的な達成目標を掲げていかなくてはなりません。
特に、個人事業や中小企業などの資金や人材に限りがある場合、ブレない指針を作り出すのは難しい場面もあることでしょう。
そういった場合にはコンサルを検討してみてください。
ただし、経営コンサルタントを名乗っている人の中には、実績を出していない偽物のコンサルタントがいるので注意が必要です。
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この機会にぜひ、行動指針となる定性目標と、それを実現させるための定量目標をしっかりと立てて、ビジネスを加速させていきましょう。