ゲーミフィケーションとは?ビジネスにおける成功事例やフレームワークを解説

鷲津晴人
ゲーミフィケーション

今回は「ゲーミフィケーション」について解説をしていきます。

 

日本はゲーム大国とさえ言われるほど、ゲーム文化が発展している国です。

そんな中、ビジネス、マーケティングの分野でこのゲームの仕組みが注目されています。

というのも実はゲームで使われている仕組みをビジネスに転用することで、購買意欲の向上社員のモチベーション向上を図ることができるのです。

 

そこで今回はゲーミフィケーションについて、以下の内容を解説していきます。

 

 

ゲームとビジネスという一見違うものでも、実は共通点や流用できるものがたくさんあります。

ぜひ今回の記事を参考にして、あなたの会社でも試してみてください。

 

 

ゲーミフィケーションの意味とは

ゲーミフィケーションとは、「ゲームに使われている構造や仕組みを仕事や勉強といった別分野に応用すること」を意味する言葉です。

2011年ころに生まれた新しい言葉で、ゲーム化を意味するGamify(ゲーミフィ)を語源としています。

 

ゲームはプレイする人を惹き付け、夢中にさせるものですよね?

この人を惹き付けて夢中にさせるという部分に注目し、ほかの分野で活用するのがゲーミフィケーションです。

 

たとえば自社の商品に対してゲーミフィケーションを行えば、お客さんを惹き付け、夢中にさせることができます。

もしくは自社の仕事に対してゲーミフィケーションを行えば、社員が仕事に魅力を感じ、モチベーションを持って働けるようになります。

 

このようにゲーミフィケーションとは、ゲームの構造を活用して人を惹き付けるための施策です。

そのためゲーミフィケーションは、ゲームが持つ魅力をいかに理解し、転用するか、ということが重要となります。

 

 

ゲーミフィケーションを導入する3つのメリット

自社の商品や仕事に対してゲーミフィケーションを導入すれば、以下のような3つのメリットを得ることができます。

 

  1. 目的やゴールの明確化、共有ができる
  2. お客さんや社員のモチベーションを維持することができる
  3. 社員同士、お客さん同士で協力体制を築くことができる

 

それではこれらのメリットについて、1つずつ解説していきましょう。

 

ゲーミフィケーションのメリット

 

 

ゲーミフィケーションのメリット1.
目的やゴールの明確化や共有ができる

自社の仕事に対してゲーミフィケーションを行えば、より目的やゴールを明確にすることができます。

なぜなら、ゲームは目的を持って行うものが主流だからです。

いわゆる勝利条件というものですね。

 

そしてゲームをするなら、プレイヤー全員がこの勝利条件を理解しておく必要があります。

つまりゲーミフィケーションを行うためには、目的やゴールの明確化および共有が必要不可欠なのです。

 

このようにゲーミフィケーションを実施すれば、おのずと目的やゴールの明確化や共有に繋がります。

 

 

ゲーミフィケーションのメリット2.
お客さんや社員のモチベーションを維持することができる

ゲーミフィケーションには人を夢中にさせる狙いもあるため、お客さんや社員のモチベーションを維持する働きもします。

 

たとえばお客さん相手であれば、商品を購入すればするほどレベルが上がってお得に買い物できる仕組みを作れば、継続的に商品を購入してくれる人が増えるはずです。

もしくは自社の社員に向けるのであれば、営業成績に特別報酬が貰えるような仕組みを作れば、モチベーションを上げる社員も出てくるでしょう。

 

このように何気ない商品や作業であっても、少しの遊び要素を加えることでモチベーションは大きく向上するのです。

 

 

ゲーミフィケーションのメリット3.
社員同士、お客さん同士で協力体制を築くことができる

ゲーミフィケーションのやり方によっては、社員同士やお客さん同士での協力を促すこともできます。

さながらゲームの協力プレイのように、共通目的を作り出すことで、一体感を生み出すことができるからです。

 

たとえば「サービスの登録者が〇人を超えたらキャンペーンを開催します」や、「売上目標を達成できたら社員全員にボーナスを支給します」のようなミッション系だと、想像がしやすいのではないでしょうか。

もしくは社内研修をするときにチーム分けをして、ミッション系の実技をやらせる、というのも社員間のコミュニケーション強化を図るうえで果的ですね。

 

このようにゲーミフィケーションを上手く活用すれば、お客さん同士や社員同士の団結を作り出すことができるのです。

 

 

ゲーミフィケーションを実施するときの注意点

上手く活用できれば有用なゲーミフィケーションですが、以下のような注意点もあります。

 

  1. 形式にとらわれてはいけない
  2. 難易度調整を誤ってはいけない
  3. 報酬を与えすぎてはいけない

 

これら3つの注意点を考慮せずにゲーミフィケーションを実施しようとすると、高確率で失敗してしまいます。

それでは1つずつ、詳細を解説していきましょう。

 

ゲーミフィケーションの注意点

 

 

ゲーミフィケーションの注意点1.
形式にとらわれてはいけない

ゲーミフィケーションを行うときにやりがちなのが、形式のみにとらわれてしまうというパターンです。

「とりあえずポイント制を導入すれば良い」、「ランク分けをすればモチベーションが上がるはずだ」というような考え方でゲーミフィケーションを行ってしまうと、高確率で失敗してしまいます。

ゲーミフィケーションは「人を惹き付けたり夢中にさせたりするもの」であって、「決してポイントを付けたりランク分けをしたり」といった形式的なものではありません。

ゲーミフィケーションを行うなら形式にとらわれず、「何をすれば人を惹き付け、夢中にさせることができるのか?」といった視点を持つようにしましょう。

 

 

ゲーミフィケーションの注意点2.
難易度調整を誤ってはいけない

ゲーミフィケーションで難しいのが、難易度の調整です。

目標設定、ゲームでいうところの勝利条件が簡単すぎると、モチベーションは向上しません。

かといって難しすぎると、逆にやる気を失ってしまう可能性もあります。

とくにミッション系のゲーミフィケーションを実施する場合は、がんばれば達成できるけど、がんばらないと達成できない、という絶妙な難易度設定を熟慮しましょう。

 

 

ゲーミフィケーションの注意点3.
報酬を与えすぎてはいけない

ポイントや成功報酬といった形式でゲーミフィケーションを実施するとき、「報酬は多ければ多いほど人を惹き付けられて良い」と考えがちですが、これはあまりおすすめしません。

なぜなら、本命である商品やサービスの価値が相対的に落ちてしまうからです。

 

たとえばポイントを集めることで商品よりも価値のある報酬を渡してしまうと、お客さんがその報酬目当てになってしまいます。

戦略によってはそういったやり方をあえて選ぶこともありますが、少なくとも中小企業がとるべき戦略ではありません。

商品の価値が落ちてしまえば、どうしても安売りをするはめになり、必要な利益率を担保できなくなってしまうからです。

資源に乏しい中小企業では薄利多売をすることが難しいため、結果的に会社の経営を圧迫することになってしまうわけですね。

 

ちなみにオクゴエ! では、逆に価格を上げることで業績を大きく伸ばした3つの事例を紹介しています。

こちらを確認すれば、商品の安売りをしてはいけない理由をわかっていただけるのではないでしょうか。

事例は無料で誰でも確認していただけるので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

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ゲーミフィケーションのフレームワーク

ゲーミフィケーションを実施するなら、以下のフレームワークに沿って行えば効率的です。

 

  1. 目的とターゲットの設定
  2. アクションと難易度の設定
  3. 報酬、フィードバックの設定

 

それでは、順を追って説明していきましょう。

 

 

ゲーミフィケーションのフレームワーク1.
目的とターゲットの設定

ゲーミフィケーションを行うためには、どのようなターゲットに向けて、どのような目的で行うのかを明確に設定しなければいけません。

とくに目的については、「リピート率を30%向上させる」というように、きっちり数値化しておきましょう。

ターゲットについても明確にしておかないと、どのようなやり方が刺さるのか、どのような報酬を用意すれば良いのか、といった判断をすることができません。

ゲーミフィケーションを行ううえで基礎となる部分なので、しっかりと設定しておいてください。

 

 

ゲーミフィケーションのフレームワーク2.
アクションと難易度の設定

ターゲットと目的が明確になったら、実際にどのようなアクションを設定してどのような難易度にするかを考えましょう。

たとえばターゲットが主婦であれば「小さなポイントをコツコツと貯める」ことに興味を惹かれるでしょうし、ターゲットが富裕層であれば「多少難易度が高くても特別感を求める」のではないかという仮説を立てることができます。

ここのバランスが難しいところでもあるので、改善を繰り返しながら施策を進めていきましょう。

 

 

ゲーミフィケーションのフレームワーク3.
報酬、フィードバックの設定

何をやるかまで決まったら、あとは達成報酬フィードバックをどうするか考えてください。

前述したとおり、ここで報酬を高価にし過ぎてしまうと本命の商品がかすんでしまう恐れがあります。

しかし、かといって魅力がなければ、ゲーミフィケーションが上手く機能しません。

アクションの難易度と同様、報酬についてもバランスが難しいので、改善を繰り返しながらちょうど良いものを設定しましょう。

 

 

ビジネスにおけるゲーミフィケーションの成功事例

ここからは、ゲーミフィケーションの事例を紹介していきます。

 

  1. フードデリバリーサービスの配達員
  2. くら寿司のビッくらポン

 

これらの事例を参考にすれば、よりゲーミフィケーションについてご理解いただけるはずです。

自社で実施するときの役にも立つので、ぜひ参考にしてみてください。

 

ゲーミフィケーションの成功事例

 

 

ビジネスにおけるゲーミフィケーションの成功事例1.
フードデリバリーサービスの配達員

出前館やUber Eatsといったフードデリバリーサービスは、ゲーミフィケーションを行って配達員のモチベーションを上げています。

というのもフードデリバリーサービスの配達員には、さまざまな条件をクリアすることで得られるインセンティブが設定されていることが多いのです。

それこそ「クエスト」、「レベル」というゲームのような単語を使っているフードデリバリーサービスもあります。

 

フードデリバリーサービスの配達員の多くは業務委託です。

しかも記事を執筆している最近は、コロナ渦の影響によってフードデリバリーの需要が急激に高まったことから、次々に新しいサービスが乱立し、配達員の取り合いをしています。

そんな中、自社を選んでもらったり、業務委託でのモチベーションを上げてもらったりするために、多くのフードデリバリーサービスがゲーミフィケーションを実施しているのです。

 

このようにゲーミフィケーションを上手く活用すれば、人を惹き付けることで人員を確保し、さらに仕事に夢中にさせることで作業効率を上げることができます。

 

 

ビジネスにおけるゲーミフィケーションの成功事例2.
くら寿司のビッくらポン

くら寿司にはほかのチェーン店にはない、お皿を5枚入れるとおもちゃが当たるという、まさにゲームのような仕組みを採用しています。

 

これは子供(を連れたファミリー)をターゲットとしたゲーミフィケーションです。

そのため、当たる景品については正直なところ大したことはありません。

大人からしてみれば、むしろ「めんどくさい演出」くらいに思っている人もいるのではないでしょうか。

 

しかし、子供であれば景品がなんであれ、そのゲーム性を楽しむことができます。

くら寿司のビッくらポンは、あくまでもゲームとしての過程を楽しませる仕組みになっているのです。

 

また、くら寿司は回転寿司のチェーン店ですが、ハンバーガーやカレーといった子供が好きそうなメニューが豊富にあります。

このことからも、くら寿司のゲーミフィケーションがしっかりとターゲットを狙い撃ちした施策であるということがわかるのです。

 

このようにくら寿司は、ターゲット設定をきっちり行ったうえで、戦略的にゲーミフィケーションを実践しています。

 

 

【まとめ】ゲーミフィケーションはビジネスでしっかり活かせる

今回はゲームの仕組みを別分野に転用するゲーミフィケーションについて解説をしてきました。

ゲームは人を惹き付け、熱中させる魅力を持っています。

この魅力を仕事や勉強といった別分野で活かすことをゲーミフィケーションと呼んでいるのです。

そのためゲーミフィケーションで重要なのは形式ではなく、あくまでも人を惹き付けて熱中させることにあります。

 

ただ、ゲーミフィケーションは非常に効果的な手法ですが、実施するさいには1つ注意してほしいことがあります。

それが、「報酬を高価にし過ぎない」ということです。

 

ゲーミフィケーションを実施すると、報酬に力を入れすぎてしまい、本命の商品をオマケのような扱いにしてしまう経営者がいます。

それは、自社の商品が持つ魅力を貶める行為にほかなりません。

もちろん確固たる戦略がある場合はそれも1つの手段ですが、少なくとも資源が乏しく、利益率をしっかり確保しないと回らない中小企業に向いているとは言えない戦略でしょう。

 

ちなみにオクゴエ! では、逆に価格を上げることで業績を大きく伸ばした3つの事例を紹介しています。

こちらを確認すれば、自社の商品を大切に扱わなければいけないということを理解していただけるはずです。

事例は無料で誰でも確認していただけるので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

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ゲーミフィケーションは、上手く行えばさまざまな面でプラスを生み出せる効果的な手法です。

ぜひあなたの会社や商品でも、どこかに遊びを付与することができないか考えてみてください。

 

 

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