負債比率が高い企業は危険!?計算方法や適性な目安、改善方法を解説

鷲津晴人
負債比率が高い企業は危険

今回は企業の重要な経営指標である「負債比率」について解説をしていきます。

負債比率はその名のとおり、自社の負債の多さを示す指標です。

負債比率を確認すれば、自社がどれくらい財政的に安定しているのかを把握することができます。

 

ただ実は負債比率は、低ければ良いと言い切れるものでもありません。

負債比率については適正な値を維持している方が、事業をより発展させやすくなるのです。

 

そこで今回は負債比率について、以下のような内容で解説をしていきます。

 

  • 負債比率の意味
  • 負債比率の求め方(計算式)
  • 負債比率の適正な目安
  • 負債比率と関連性のある数値
  • 負債比率を下げる方法

 

自社の負債比率を正しく把握、コントロールして、より事業を発展させていきましょう。

 

 

負債比率の意味とは

負債比率」とは、自己資本(返済の必要がない資本)と負債(返済が必要な他人資本)の割合を表す言葉です

「D/Eレシオ(負債資本倍率)」「レバレッジ比率」「ギアリング比率」という呼ばれ方をすることもあります。

この負債比率が低ければ低いほど負債を返済する能力が高く、財政状況が安定していると判断することができるものです。

 

ちなみに負債は、1年以内に返却期限が設定されている流動負債1年以上先に返却期限が設定されている固定負債に分別されます。

ただ負債比率を計算する場合は、流動負債と固定負債を合わせて考えてください。

 

 

負債比率の求め方(計算式)

負債比率は、以下のような計算式で求めることができます。

 

負債比率(%) = (負債 ÷ 自己資本) × 100

 

負債比率が100%より低ければ負債より自己資本の方が多く、逆に100%より高ければ負債が自己資本を超えているということですね。

総資産ではなく、あくまでも自己資本との割合になるので注意してください。

 

たとえば自己資本が1000万円、負債が500万円である場合は以下のように計算します。

 

(500万円 ÷ 1000万円) × 100 = 50%

 

ただここで1つ重要なのが、返済義務のない負債は計算に含めないということです。

返済義務のない負債には以下のようなものがあります。

 

  • 債権放棄や塩漬けが容認されている借入金
  • 返済期限のない未払い金

 

基本的にこれらの負債は、代表取締役や役員、身内からのものであることが多いですね。

 

このような条件で、ぜひあなたも自社の負債比率を割り出してみてください。

 

 

負債比率の適正な目安とは?

負債比率は、基本的に100%未満が良いとされています。

つまり、負債よりも自己資本が多い状態が健全であるということですね。

 

ただし、無理のない返済計画がされている場合は、100%を超えていても300%くらいまでならまだ健全であると考えることも可能です。

とくに設備投資が多い業種の場合は、計画的に100%以上の負債比率に調整しているというケースもあります。

 

逆に、負債比率が300%を超えていたり、無理のない返済計画がないにもかかわらず100%を超えていたりする場合は問題です。

負債を減らすなり自己資本を増やすなりして、改善をする必要があります。

 

ただし、実は負債比率は低ければ低いほど良いというものでもありません。

なぜかというと、負債比率が低ければそれだけ事業に使える資金が少なくなるということを意味しているからです。

仮に自己資本が3000万円の企業であった場合、負債比率が0%なのと100%なのでは、使える資金に3000万円もの差が生じてしまいます。

仮に先行投資が必要な事業をしていた場合、この差は非常に大きなものであると言えるでしょう。

 

このように負債比率は下げれば良いというだけでなく、自社の事業内容や返済計画と照らし合わせたうえで適切な数字をキープしていくことが重要なのです。

 

 

負債比率と関連性のある指標

ここからは負債比率と関連性のある指標について解説していきます。

 

  1. 有利子負債比率
  2. 営業キャッシュフロー対有利子負債比率

 

この2つの指標について説明していきますので、負債比率と併せてぜひ理解しておいてください。

 

説明する男性

 

 

 

有利子負債比率

有利子負債比率」とは、自己資本と「利子のかかる負債」の割合を示す指標です。

「負債比率」の負債を有利子のものだけに絞って計算すると出てくる数値ですね。

計算式は以下のとおりです。

 

有利子負債比率(%) = (有利子負債 ÷ 自己資本) × 100

 

もちろん、負債比率より低い数値が水準となりますので、100%未満であっても業種や金利によっては注意が必要です。

有利子負債比率の場合、仮に無理のない返済計画があったとしても、100%を超えてしまうと経営状態が悪いと判断されて追加融資を受けにくくなってしまいます。

逆に負債比率が高くてもこの有利子負債比率が低ければ、返済期限が差し迫っていない限り経営破綻は起こしにくいと言えるでしょう。

 

 

営業キャッシュフロー対有利子負債比率

営業キャッシュフロー対有利子負債比率」とは、企業の営業キャッシュフローと有利子負債の割合を示している指標です。

計算式は以下のようになります。

 

営業キャッシュフロー対有利子負債比率(%) = (営業キャッシュフロー ÷ 有利子負債) × 100

 

営業キャッシュフローとは、企業が本業によって得た収入のことを指しています。

そのため営業キャッシュフロー対有利子負債比率は、企業が本業によって得た収入によって有利子負債をどのくらい返済できるかを表しているのです。

 

仮に営業キャッシュフロー対有利子負債比率が100%以上であった場合、有利子負債を十分に返済できる能力があるということになります。

逆に100%を割っている場合、収入より負債が多い状態となり、お金は減っていってしまいます。

 

このように収入と有利子負債のバランスを表しているのが「営業キャッシュフロー対有利子負債比率」という指標なのです。

 

 

負債比率を下げる方法

負債比率を下げ企業の安定性を上げるには、負債を減らすか、もしくは自己資本金を上げる必要があります。

 

ただ前述したとおり、負債についてはとにかく下げれば良いというものではありません。

負債を下げるということは、それだけ事業で使える資金を減らすということになるからです。

そのため、それが本当に事業に必要な資金であるのならば、負債という選択肢もときには必要となるわけですね。

 

そこで重要となるのが、自己資本を上げることです。

そして自己資本を上げるためには、利益率を上げてキャッシュを増やしていく必要があります。

 

では具体的にどうすれば良いのかというと、自社の商品やサービスの価格アップができないかどうかを考えてみてください。

単純な話ですが、商品の価格を上げることができればその分、ダイレクトに利益、利益率を上げることができます。

そうなれば資本金が増えるのはもちろん、無理な経費の使い方をしなくても十分な利益を確保することができるようになるため、価格アップは負債比率を下げるためには非常に効果的な手段なのです。

 

そこで現在オクゴエ! では、実際に商品価格を上げて業績を大きく好転させた3つの事例を紹介しています。

こちらを確認すれば、お客さんからの抵抗なく商品の価格を上げ、より経営を健全にする方法を理解していただけるはずです。

事例は無料で誰でも閲覧していただけますので、この機会にぜひチェックしておいてください。

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もし現状、負債比率が高すぎると言う場合は、できるだけ早く対策を練るようにしましょう。

 

 

【まとめ】負債比率が高すぎる場合は事業の見直しが必要

今回は企業の財政状況を示す指標である「負債比率」についてお話をしてきました。

負債比率が低ければ低いほど負債を返済する能力が高く、逆に負債比率が高ければ返済能力が低いということでしたね。

もちろん、事業資金のことを考えればまったく負債がない状態というのも非効率なのですが、負債比率が高すぎれば経営状態が不健全となり、追加融資なども受けにくくなってしまいます。

 

そこでおすすめしているのが、自己資本を上げるために商品やサービスの価格アップを行うことです。

というのも現状、日本の中小企業の中には、無理に競合他社と張り合おうとして安すぎる価格で自社の商品やサービスを売りに出している企業が非常に多く存在しています。

しかし価格を下げて売上を伸ばしても、利益率が落ちているために、結果自己資本を増やすことはできません。

そこで必要なのが、商品やサービスを正当な価格で売ってしっかり利益を得るということなのです。

 

そこで現在オクゴエ! では、商品価格を上げることで業績を大きく好転させた3つの事例を紹介しています。

中には平均単価2倍、利益3倍、しかも成約率も1.5倍になったという事例もありますので、あなたのビジネスでも参考にしていただけるはずです。

負債比率に問題がある場合はもちろん、もっと利益を出したい、忙しすぎる現状をなんとかしかたい、という場合にもぜひチェックしてみてください。

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負債比率が高すぎる場合、事業の見直しが必要となります。

もし自社の負債比率が高すぎるという場合には、ぜひ1度価格アップをすることができないか考えてみてください。

状況によっては、それだけで一気に業績が伸びる場合もありますよ。

 

 

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