『当事者意識』という言葉があります。
これは、
「自分自身が、その事柄に直接関係すると
分かっていること。関係者であるという自覚」
という意味です。
これに関する、
最近「おもしろいなぁ~」という体験をしました。
LINEでのある現象
それは、「LINEグループ」の話です。
LINEという、スマホのチャットアプリでは、
ある特定のメンバーを任意で集めて「グループ化」
することができます。
たとえば、「懐かしき高校3年生」というような
グループをつくって、高校3年の時の友人を
そのグループに招待することができるのです。
コレ、とても便利な機能ですよね。
たとえば、クラス会をしたいと思えば、
1人1人に幹事が連絡を取らなくても、
そのグループに向けて「集まれる日教えて~」
とメッセージを全員に投げかけることができます。
ただ、ここからがおもしろい(笑)
先日、私の友人が同じようなグループに
向けて「バーベキューをしよう!」という
メッセージを投げかけました。
そのグループメンバーは私を含め6人くらいです。
その6人のうち返信があったのは、、、
わずかに2人。。。(苦笑)
とはいえ、既読はしっかりとカウントされて
いますから「見てはいる」んです。
予定の見通しがつかないのか、後で返信
しようとして忘れているのかはわかりませんが、
とにかくその後も返事は返ってきませんでした。
返事がこない理由
これはひとえに「当事者意識が足りない」からです。
要するに、グループのような多数に向けて発信した
ものは、自分に向けて発せられたメッセージではない
と感じてしまうのです。
その証拠に、「○○くんの予定は?」と
同じグループ内で聞くと、すぐに返事が返ってきたりします(笑)
前置きが長くなりましたが、この「当事者意識」
を相手に意識させることが、メルマガを始め、
コピーを書いていくうえで、とても重要なことです。
そこで、読者を巻き込み、当事者意識を
持たせるためのアイデアを7つ紹介します。
読者を巻き込む7つのアイデア その1:「あなた」を入れる
さっきの、「○○くんの予定は?」と
言うとすぐに返信が返ってくるように、
「自分に向けたメッセージだ!」と思うと人は反応します。
なので、
「あなた」という言葉を積極的に文中に入れていきましょう。
メルマガであれば、アドレス登録時に名前を
登録させることができます。
その場合であれば、「あなた」のかわりに
「田中さん」のようにするといいでしょう。
なんとなーく読まれているメルマガですが、
名前が出てくるだけで一瞬「ん?」と止まってしまいます。
スポットライトを読者に当てることで、
読者を巻き込むことができます。
読者を巻き込む7つのアイデア その2:「問い」を投げかける
簡単に言うと、質問をする、ということです。
「?」で終わる文章は、相手を巻き込みます。
なぜなら、会話のキャッチボールの始まりだからです。
どんなにノリの悪い女の子でも、
「今日何時から飲んでるの?」と聞けば
「20時くらいかな(ボソッ)と答えてくれます。
同じように、直接の返信こそないかもしれませんが、
質問を投げかけることで、読者は無意識にキャッチボールをしてくれます。
なので、メルマガでも読者に疑問を投げかけていきましょう。
「あなたは、この方法が信じられますか?」
「今日の体調はいかがですか?」
など、何でもかまいません。
あと、文末に「要求+?」を入れるのも1つの手です。
たとえば、メルマガに対しての返信が欲しければ、
「今日のメルマガ、いかがでしたか?
もしよければ、感想を返信してくれませんか?」
といった行動を要求するのです。
すると、読者を巻き込むことができ、
実際に要求した行動をしてくれる人が現れます。
読者を巻き込む7つのアイデア その3:想像させる
1 理想の未来
1 最悪の未来
あなたのお客さんは、上記のどんなイメージを
持っているでしょうか?
扱う商品・サービスで異なりますが、
これらを想像させることで、「実感」が伴います。
人は、「痛みを避けて、快楽を得る」という
行動原理がありますから、実感を伴うことで
よりあなたの意図した方向へ読者を誘導させる
ことができます。
読者を巻き込む7つのアイデア その4:考えさせる
多くのメルマガは、こちらのメッセージを
ひたすら投げかけるものになっています。
そこで、「考えさせる」という発想を
メルマガに取り入れてみて下さい。
つまり、メルマガで「軽いワーク」をさせるのです。
たとえば、
『今、あなたが欠乏感を感じているものは何ですか?
お金、人間関係、ルーティーン仕事など何でも構いません。
少し時間をとって、3つ考えてみて下さい
1.「 」
2.「 」
3.「 」 』
といった感じです。
本のように書き込めはしませんが、空白を作ること
によって「埋めよう」という意識が働きます。
読者を巻き込む7つのアイデア その5:チェックリスト
これは、考えさせるよりも、手軽に巻き込める方法です。
ズバリ、「挙手」させるのです。
『あなたは以下のどれに当てはまりますか?
疲れ度をチェックしてみましょう。
・眼がかすむ
・肩がこる
・最近、よく眠れない
・朝、起きるのがダルい
さぁ、いくつ当てはまりましたか?
これに「YES」が3つ以上になった場合は要注意です』
というように。
そして、「これらチェックした項目を解消する
方法をあなたにお伝えしたいと思います・・・」
としていけば、グイグイと相手を引き込むことができます。
読者を巻き込む7つのアイデア その6:間違い探し
これは、伝説のコピーライター
ジョー・シュガーマンが、とある広告でやった手法です。
どういうモノかというと、
『広告文のどこかに「タイプミス」がいくつかあります。
それを探すことができれば、1つのミスにつき1ドルを割引します。』
というものです。
おもしろいですよね!
メルマガでもこうしたミニ企画を作って、
「見つけてくれた方にはプレゼントを差し上げます!」
とすれば、多くの読者を巻き込めます。
読者を巻き込む7つのアイデア その7:マウスレター
これは、あなたも見たことがあるかもしれません。
「マウスレターって、一体なんですか?」
これはズバリ、「第三者をメルマガに登場させること」です。
マウスレターと呼ばれる所以は、最初にやった人が
「手紙の差出人が会社に住み着いてるねずみ」
という設定でレターを書いたから。(だったハズ)
だから、文体もあなたの文体ではなく、
「○○なんでチュ」とかなんです。
ユーモアあると思いませんか?
普段、あなたからメルマガが届いている。
今日もあなたから・・・のハズなのに誰だこれは!
と予想を裏切ることで、読者を巻き込むという方法です。
ネズミだけでなく、飼っているペットとか、
子どもとか、妻とか何でも構いません。
あなた以外のもう一人格を、あなたのメルマガで
登場させましょう。
ただし、やり過ぎもよくないので、スパイス
としてお使いください。
・・・
さて、これらを見て、あなたの頭には
どんなアイデアが浮かんできましたか?
それを是非、実行してみてくださいね。
普段と違うテイストに、読者さんも喜ぶハズですよ!