友達が遊びに来た時、あなたはお菓子を出しました。
うれしいことに友達はこのお菓子をとても気に入ってくれました。
実は、あなたの冷蔵庫にはこのお菓子がパンパンに入っています。
あなたならどうしますか?
普通なら、お代わりを出してあげる、お土産に持たせる、
と答えると思います。
私もそう思っていました。
しかし、美食家で有名な北大路魯山人はこのような状況で
「次あなたが来る時に仕入れておくから」
と言うのが【本当のおもてなし】であると言っています。
この話を読んで、頭をハンマーで殴られるような衝撃を受けました。
お菓子をあげる方、あげない方。
確かにお菓子をあげれば、友達は【その場】では喜んでくれます。
しかし、
「もう一度、私の家に遊びに行きたい」と思ってもらえたり、
長い間、心に残るのはどちらでしょうか?
確実に魯山人のやり方でしょう。
マーケティングも同様です。
お客様にどのような感情を持って欲しいのかということに思いを馳せる。
目の前の成約率だけでなく、長期にわたる感情まで視野に入れる。
ぜひ「おもてなし」の心で自社のマーケティングを見直してみてください。