論理的で話が分かりやすくて上手な人。
逆に、何が言いたいのか、イマイチ話が分かりにくい人。
あなたなら、どちらになりたいですか?
間違いなく前者だと思います。
でも、論理的に話せますか?と言われて自信をもって「YES」と答えられる人は少ないもの。
そこで、今回は、「論理的に話せるようになるたった1つの口癖」をお伝えします。
このコツは、ちょっとした裏技みたいなものです。
どんな方でも簡単に論理的に話ができるようになるので、ぜひ使ってみて下さい。
論理的に話せるたった1つの口癖とは?
話を上手に分かりやすく伝えるにはどうすれば良いか?
簡単です。
「結論から言うと、、、その理由は3つあります」
このフレーズを使って話すだけです。
なぜ、これが論理的に話ができるようになるフレーズなのか、分解して解説します。
「結論から言うと、、、」
論理的に話すために、まず「結論から言うと」と話し始めて下さい。
そうすると、「結論から言うと」と言ってしまっているので、否が応でも結論から言わざるを得なくなります。
だから結論を先に話し始めるわけです。
でも、どうして結論を最初に話すのでしょうか?
それは、そもそも結論とは、「=あなたが一番言いたいこと」だからです。
いわば話の最も重要なところ。
あなたが伝えたい最も大事なところを、まず最初に伝えることで、相手は「これについて話したいんだな」と理解してくれます。
そうすると、相手はその後の話を、結論と紐付けてイメージしやすくなるので、理解をしてくれやすくなるわけです。
ですから、まず最初に「結論から言うと」と話し始めるクセを身につけて下さい。
「その理由は3つあります」
結論を話したら、次に「その理由は3つあります」と続けてください。
「その理由は3つあります」と話すことで、今度は3つの理由を使って結論に対する根拠を話す必要が出ます。
つまり、3つの理由を伝えることで、あなたの結論を補強するわけです。
例えば、
「結論から言うと、出張には反対です。その理由は3つあります。ひとつめ、費用が掛かりすぎること。ふたつめ、準備の時間が足りないこと。みっつめ、人材が不足して社内業務が不安定になること。」
ほら、論理的っぽいでしょ?(笑
実際、この伝え方を使うと相手にもわかりやすく、正しく伝わるようになります。
なぜ理由は3つのなのか?
もしかしたら、あなたは「なぜ理由は3つなのか?」と思われたかもしれません。
別に5つや6つ、7つでも良いのではないのか?と。
確かに、それはそうです。
理由がたくさんあるほど、あなたの結論をより強く補強してくれるわけですから。
しかし、話をする場合は、理由が5〜7つだと多すぎます。
理由が5〜7つだと、相手は長い話だと思って聞きたくなくなってしまいます。
そもそも、そんなにたくさん理由があっても、そんなにたくさん覚えられません。
短くコンパクトに、覚えやすいのが3つが限界だからです。
といって理由が1つや2つでは、今度は論理の補強材料としては弱すぎる。
なので、3つというのが丁度いい、ということです。
実際には理由が1つや2しかない時もあれば、5つ、6つ、7つとある場合もあります。
ですから、本来的には理由を3つではないこともあるわけです。
その場合はどうするのか?
簡単です。やっぱり理由は3つにしてください。
理由がたくさんあれば、理由を重要なものに絞るか、複数の理由を合体して伝える。
理由が少なければ、1つの理由を2つに分割する。
こんな風にして理由を3つにします。
通常の会話の場合、理由の中身以上に理由が3つあることのほうが、論理的っぽくて説得力があるように見えますから。
論理的に話せるようになるたった1つの口癖の真の目的
ここまでは、論理的に話せるようになるたった1つの口癖についてお伝えしました。
たったこれだけのことで、
・論理的だね!
・順序よく話せて分かりやすいね!
こんな風にまわりから言ってもらえるようになります。
この方法を実践するだけで、あなたはスグに話が上手くなるはずです。
今回の方法は話すのが苦手な方のための対症療法です。
しかし、この対症療法を続けていくことで、あなたの論理的に話せる力を日頃から高め、底上げしていくことができます。
そして、やがて論理的で分かりやすい話し方が、自然にできるようになってきます。
論理的に話せるようになるたった1つの口癖を日頃から繰り返し使っているうちに、意識せずとも論理的で分かりやすい話術が自然とできるようになってきます。
つまり、普段から相手に伝わりやすい話し方ができるようになるわけです。
もちろん、他にも、論理的に話せる方法や、ロジカルシンキングを鍛える方法はあります。
でもまずはこの方法を、論理的に話せるようになるための足がかりの第一歩として、ぜひ試してみて下さい。
非常に便利な上に簡単なので、あなたもスグに使うことができるはずです。
物事を分かりやすく相手に伝えることは、非常に重要です。
ビジネスパーソンにとっては必須のスキルといっても過言ではありません。
あなたもこの方法を日頃の話す習慣に、ぜひ取り入れてみて下さい。