最近、名刺交換をしていて不思議に思うことがあります。
それは、「どんな仕事をしているんですか?」と聞いた時、
普通なら「布団屋です」「八百屋です」「雑貨屋です」と答えるのですが、
ネットでモノを販売している人は「ネットビジネスです」と言うのです。
それは、新聞広告でビジネスをしている人が
「新聞ビジネス(?)です」というのと同じです。
つまり、ネットというのは、
集客のための一手段、一媒体にしか過ぎないということです。
確かにネットは、小資本でビジネスが可能で、効果測定も簡単なので、
中小企業や個人のビジネスにとっては素晴らしいものです。
ただ、自分のビジネスを「ネットビジネス」言い切ってしまうと、
もっとビジネスを大きくする機会を逃している可能性があります。
タウン誌で広告する、ダイレクトメールを発送する。
これらはほんとに当たり前のことですが、
やり方が適切であれば大きな成果が上がります。
でも、自分のビジネスを「ネットビジネス」ととらえていれば、
タウン誌、ダイレクトメールという発想は出てこないでしょう。
「何を売っているのか」
「その商品・サービスを通じてお客様にどのようなものを与えたいのか」
というのが、
「どんな仕事をしているんですか」という問いに対する本当の答えです。
こんなことをインターネット集客のコンサルタントが言うのはおかしいですか?
私は「世の中に広めるべきいい商品が売れる仕組みを構築する」ことが
仕事だと考えています。
現段階でそれを達成する最短距離だから、
インターネット集客という看板をつけているにすぎません。