無料オファー(有形・無形の無料プレゼント)と引き換えに
顧客のメールアドレスなどの連絡先情報を獲得。
そこにフォローアップをするというのは、
リードジェネレーション、インターネットマーケティングの基本的な流れです。
つまり、無料オファーというのは、顧客のリストを取るのが目的です。
しかし、無料オファーの目的はそれだけではありません。
最終ゴールである購入に結びつけるために、
無料オファーというは顧客リストの獲得以外に3つの目的を持っています。
目的1 信頼を獲得する
まずひとつめが信頼を獲得する、ということです。
異性に対して、いきなり「付き合ってください!」と言っても撃沈は目に見えています。
まずは連絡先を聞き出し、デートを重ねるというプロセスが必要です。
セールスも同様でまずは信頼の構築が重要です。
無料のオファーを渡すということは、
「無料でこれだけのものを差し上げます。」という信頼を得る行為に他なりません。
信頼に値する無料オファーを渡せていますか?
目的2 専門家の地位を確立する
お客さんにとって、「●●という商品と言えばあなた」という
専門家的な立場になることが2つめの目的です。
他者で同じような商品もあるわけですか、
その中でそのお客さんにとって最もピッタリと合う商品はどれなのか?
要するに購入基準を教えてあげることです。
『失敗しない家作り』みたいな直接的な教え方もありますが、
多くはもっと間接的にです。
例えば、化粧品を販売していて、
無料オファー(サンプル)の説明文の中で
「使って1時間後に肌を押すとモッチリ感じます」と伝えます。
そうすると、「モッチリ感じないのはダメなんだ」ということを暗に伝えることができますね。
購入するときに、どんな基準で選べば良いのでしょうか?
それを伝えるにはどうすればいいのでしょうか?
目的3 客を切る
非常に重要ですが、ほとんどが無視していますが、
無料オファーの重要な目的がこの「客を切る」ということです。
100%のお客さんに満足してもらえる商品というのがあれば、それは素晴らしい事です。
しかし、そんな商品は世の中にありません。
ですから、無料オファーを配布した段階で、
自社の考え方、前述した商品選択基準をしっかりと伝え、
あなたの商品・サービスに合わない人が商品を買わないようにするのです。
買ってからネガティブな口コミ、クレームになるよりも、
早い段階からそのようなお客さんが入らないようにするのです。
魅力的なだけではダメ
商品を売りたいがために、魅力的な無料オファーを作ろうと努力します。
しかし、それだけでは不足していることがお分かりいただけると思います。
魅力的であることは大前提。
他の目的も頭に入れつつ、無料オファーを提供しましょう。