今回は即戦力を雇用するための「キャリア採用」についてお話します。
企業の経営課題の1つによく取り上げられる採用問題ですが、人材不足の昨今に多くの企業が求めているのは即戦力の人材でしょう。
あなたもこの記事を読んでいるということは、今まさに即戦力の人材を求めているのでは?
即戦力の人材がいれば、教育コストが省けますし若手の人材教育を行うこともできます。
しかし、キャリア採用を行っている企業の多くが即戦力の人材獲得に苦労をしているという事実も、私は知っています。
特に中小企業は、優秀な人材を獲得できる機会が少なく、頭を抱えている経営者も多いでしょう。
そこで、この記事ではキャリア採用で優秀な人材を獲得するために、以下の内容を中心に解説していきます。
- そもそもキャリア採用とは
- キャリア採用にかかるコストについて
- キャリア採用を導入するメリット、デメリット
- キャリア採用を成功させる4つのポイント
- キャリア採用を導入している企業の事例
キャリア採用を成功させるためには、キャリア採用について深く理解しておかなければいけません。
即戦力の人材を獲得したい経営者の方は、ぜひ参考にしてください。
即戦力を雇用できるキャリア採用とは?
まずは、そもそもキャリア採用とはなんなのか? ということを解説します。
キャリア採用は、企業が行う採用活動の1種です。
その名の通り、キャリア(知識・経験など)が豊富で即戦力となり得る人材を獲得するための採用方法です。
そのため、新卒者を採用するための新卒採用とは違い、1年を通して募集を行えることも特徴の1つといえるでしょう。
この章では、以下の内容について詳しく解説していきます。
- 中途採用との明確な違いはない
- どのような場合にキャリア採用を導入するべきなのか?
- キャリア採用によりどのような人材が雇用できるのか?
キャリア採用について理解を深めるためにも、ぜひご一読ください。
中途採用との明確な違いはない
キャリア採用は中途採用と何が違うの?とおっしゃる方がいますが、この2つに明確な違いはありません。
また、キャリア採用と中途採用には、それぞれ明確な定義がありません。
そのため、明確な違いも存在しないのです。
とはいえ、企業としては次のように中途採用とキャリア採用を使い分けているケースもあります。
- 中途採用:正社員経験がない人・第2新卒の人・特筆すべき経験や知識がない人向けの採用方法
- キャリア採用:自社が求める知識や経験、またはそれ以外の知識や経験を持っている人向けの採用方法
中途採用・キャリア採用の定義や使い分け方は企業によりさまざまなので、一概にこれが正解などということはありません。
キャリア採用によりどのような人材が雇用できるのか?
キャリア採用で、雇用できる人材は即戦力の人材です。
繰り返しになりますが、キャリア採用は「キャリア(知識・経験など)が豊富で即戦力となり得る人材を獲得すること」を目的として行うことが一般的です。
そのため、キャリア採用では次のような人材を獲得できるでしょう。
- 専門的な知識がある
- ある分野において独自のノウハウを持っている
- 業務経験が豊富
- ある分野で人材教育ができる
このような人材を獲得することが企業の課題であり、キャリア採用の目的なのです。
とはいえ、即戦力の人材は企業によって求めるレベルやスキルが異なるため、募集条件を緻密に設定することが求められます。
どのような場合にキャリア採用を導入するべきなのか?
キャリア採用は、すべての中小企業が導入するべきです。
なぜなら、中小企業には人材教育ができる人が少ないケースが多いからです。
企業の活動として、事業を継続していくということは大前提といえます。
その事業を継続するためには、知識や経験、ノウハウを引き継いでいかなければいけません。
そのため、教育ができる人材というのは、必要不可欠です。
しかし、人材不足で頭を抱える企業が多い中、一般的な採用活動のみで社内に人材教育ができる人材を確保できることは難しいでしょう。
だから、教育ができる即戦力の人材を獲得するためにも、キャリア採用を導入するべきなのです。
キャリア採用のコストとは?採用コストの相場と給料を解説!
ここからは、キャリア採用にかかるコストについて解説します。
キャリア採用にかかるコストを把握しておかなければ、予算組みができなかったり資金繰りが上手く行かないことがあるので、把握しておきましょう。
特に以下2点について、気になる経営者の方も多いのではないでしょうか?
- キャリア採用の採用コスト
- キャリア採用で採用した人材の給料
それぞれについて詳しく解説していきます。
キャリア採用の採用コストは1年間で300〜500万円
キャリア採用にかかる採用コストは、1年間で300〜500万円程度です。
株式会社マイナビが2019年に行った調査で、全国の中小企業1,000件に1年間の中途採用経費について訪ねたところ、300〜500万円程度の採用コストがかかっていることが報告されました。
出典:株式会社マイナビ 中途採用状況調査(2018年)
この報告は人材紹介と求人広告別にコストが報告されており、2018年に人材紹介を利用した企業がかけたコストの平均が489.3万円。
求人広告を利用した企業がかけたコストの平均が284.7万円と報告されました。
もちろん職種や企業にによってかけられるコストや、採用人数が異なるため一概に同じとはいえませんが、最低でもこれくらいのコストは必要だと考えておくのが妥当でしょう。
また、人材紹介や求人広告を併用する場合には、さらに高額なコストが必要になるということも覚えておきましょう。
キャリア採用で雇用した人材の年収は前職の100〜115%が妥当
次にキャリア採用で雇用した人材の年収について解説します。
キャリア採用で雇用した人材の年収は、前職の100〜115%が妥当だとされています。
転職支援サービスDODAを運営するパーソルキャリア株式会社は、DODAエージェントサービスを利用して転職をした人のうち、前職が年収300万円以上の方で転職による年収アップ額の上位6000名を対象として、転職に伴う年収アップの調査を行いました。
出典:パーソルキャリア株式会社 年収アップ成功者のモデルデータ
この調査によると、転職に伴う男性の平均年収アップ率は13.8%、平均年収アップ額は約60万円。
女性の平均年収アップ率は13.0%、平均年収アップ額は約50万円と報告されています。
この調査は、年収がアップした人を対象としていますが、年収がアップしないケースももちろんあります。
ただし、キャリア採用のような即戦力人材の確保をする場合は、年収アップを求めて転職をする人も少なくありません。
あくまでも1つの指標ですが、キャリア採用で雇用する人の年収は前職の100〜115%を目安に決めると良いでしょう。
キャリア採用を導入するメリット・デメリットを紹介!
ここからは、キャリア採用を導入するメリット・デメリットを紹介します。
メリット・デメリットを知っておくことで、キャリア採用を導入する判断材料になります。
キャリア採用の導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
キャリア採用を導入する2つのデメリット
まずは、キャリア採用の2つのデメリットから解説します。
キャリア採用のデメリットはなんと言っても、コストが膨らんでしまう可能性があるということです。
それには、以下の2つのデメリットが要因となっています。
- 採用人数に関わらずコストが高い
- 求める人材が見つからず時間がかかることがある
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
キャリア採用のデメリット1.採用人数に関わらずコストが高い
まず1つ目のデメリットは、採用人数に関わらずコストが高いということです。
キャリア採用は、1年を通して求人広告を出すことになります。
そのため、求人広告費が非常に高くなってしまうのです。
求人広告の費用は安ければ、1ヶ月10万円程度から掲載可能ですが、高ければ1ヶ月100万円以上かかる場合も珍しくありません。
また、人材紹介についても1人採用するごとに数10万〜100万円ほどで、非常に高いコストがかかるのです。
そのため、中小企業ではSNSを利用した採用や、リファラル採用を利用し、採用コスト削減に努めている動きも多く見受けられます。
キャリア採用のデメリット2.求める人材が見つからず時間がかかることがある
2つ目のデメリットは、求める人材が見つからず時間がかかることがあるというものです。
繰り返しになりますが、キャリア採用は通年行うものです。
新卒採用とは違い、採用期限が決められていないため、求める人材が見つからない場合には、採用を見送り続けることもできます。
また、求める人材がそもそも応募してこないケースも十分に考えられます。
そのため、求める人材を採用できるまでに莫大な時間がかかることもあるのです。
そうなると、広告費も高くなってしまうため、コストも大きくなってしまうことは覚えておきましょう。
キャリア採用を導入する3つのメリット
次にキャリア採用を導入する3つのメリットを紹介します。
キャリア採用のメリットは、企業が困っているときにすぐに助けてくれる人材が雇用できる可能性があるという点です。
- 即戦力の人材を雇用できる
- 採用から業務開始までの期間が短い
- 離職率が低い
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
キャリア採用のメリット1.即戦力の人材を雇用できる
1つ目のメリットは、即戦力の人材を雇用できるということです。
即戦力の人材を雇用することで、
- 若手社員の教育
- いままで社内になかったノウハウの獲得
- 営業成績の向上
このように社内を活発にすることができる人材の獲得ができます。
ただし、これは募集内容や職種にもよるので、一概には言えません。
自社が求める最低限のキャリアを設定し、求人広告や人材紹介を利用するようにしましょう。
キャリア採用のメリット2.採用から業務開始までの期間が短い
2つ目のメリットは、採用から業務開始までの期間が短いということです。
キャリア採用は、新卒採用とは違い、業務を開始する時期が決まっていません。
新卒採用であれば、7月に内定が決まった人が働きはじめるのは、翌年4月のため、働き始めるまでに9ヶ月もの期間があります。
しかし、キャリア採用は通年募集のため、相手の事情がなければ採用からすぐにでも働いてもらうことができるのです。
スピード感のある採用がしたい場合や、急な事情で人員を確保しなければ行けない場合などにも、おすすめの採用方法です。
キャリア採用のメリット3.離職率が低い
キャリア採用の3つ目のメリットは、離職率が低いということです。
中小企業庁が、2014年に株式会社野村総合研究所に委託した調査によると、中小企業における就業者の3年間の離職率は、中途採用者は約30%。
新卒採用者は約40%と報告されています。
出典:株式会社野村総合研究所 中小企業・小規模事業者の人材確保と育成に関する調査
大企業を調査対象とはしていませんが、企業規模に関わらずすべての規模で、中途採用者の離職率が下回っています。
繰り返しになりますが、中途採用であろうと新卒採用であろうと、採用コストは非常に高いです。
そのため、採用コストを抑えることは多くの企業が課題と感じています。
そのように高額なコストをかけて、採用した人材にすぐに辞められてしまっては、予算を捨てるようなものです。
つまり、離職率はなるべく低いことが理想といえます。
採用予算を無駄にしないためにも、キャリア採用を導入してみるのも良いでしょう。
キャリア採用を成功させるための4つのポイント!
それでは、キャリア採用を成功させるための4つのポイントについて、詳しく解説していきます。
転職者には、転職をする理由というものが必ずあります。
その理由を補填できれば、高待遇だと感じてもらいやすくなり、キャリア採用を成功させやすくなるのです。
厚生労働省が平成27年に行った調査によると、自己都合で企業を離職した転職者に離職した理由を訪ねた結果、次のような結果が報告されています。
出典:厚生労働省 平成 27 年転職者実態調査の概況
この調査で報告されている、離職理由の上位4つは次のとおりです。
- 1位 27.3%「労働条件(賃金以外)が良くなかったから」
- 2位 26.7%「満足のいく仕事内容ではなかったから」
- 3位 25,1%「賃金が低かったから」
- 4位 24.2%「会社の将来に不安を感じたから」
これらの離職理由は、いずれも20%以上の人が離職理由に選んでいます。
次に高いものが17.7%なので、上記4つの理由が多数を占めていると言えるでしょう。
そして、これらをカバーすることができれば、従業員に優しい企業になれるということです。
- 適切な労働条件を設ける
- やりがいのある仕事内容を用意する
- 適切な賃金を用意する
- 経営目標や経営状況を明確にして求職者を不安にさせない
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
ポイント1.適切な労働条件を設ける
まずはじめに重要なポイントは、適切な労働条件を設けるということです。
労働条件が適切でなければ、働きたい企業だと思ってもらえず、いわゆるブラック企業だと思われてしまいます。
離職者の離職理由の1位が「労働条件(賃金以外)が良くなかったから」があることから、労働条件の整備は企業としての課題と言えるでしょう。
適切な労働条件は、企業や従業員にもよりますが、以下のような企業であれば好感を持ってもらえるはずです。
- 労働時間が1日8時間以内
- 休憩時間が1時間以上ある
- 年間休日が120日以上
- 社会保険完備
- フレックスタイムの導入などあらゆる従業員が働きやすくなっている
- マニュアル完備や新人教育など教育環境が整備されている
この他にもさまざまな労働環境がありますが、一般的にはこれらが整っている企業はホワイト企業だと感じてもらえるでしょう。
キャリア採用の際には、まず自社の労働条件・環境を見直して、適切な労働条件を設けてから募集をしましょう。
ポイント2.やりがいのある仕事内容を用意する
2つ目のポイントは、やりがいのある仕事内容を用意するということです。
やりがいのある仕事というのも、人によってさまざまですが、一人ひとりの希望を聞き、それを実現しようとすることが大切です。
たとえば、キャリア採用に応募してきた人が、営業を希望するなら営業職へ。
プロジェクトリーダーを希望するなら、それを任命することで、本人がやりがいを持って業務に励むことができます。
もちろん全従業員の希望を通すことは難しいかもしれませんが、転職者の中にはやりがいを求めている人も多いということは覚えておきましょう。
ポイント3.適切な賃金を用意する
3つ目のポイントは、適切な賃金を用意するということです。
適切な賃金というのは、労働条件や業務内容に見合った賃金ということです。
適切な賃金が支払われない場合、業務に対しての賃金が安価であると判断され、離職につながるケースもあります。
キャリア採用を導入する前に、自社の賃金をもう一度見直してみましょう。
- 基本給の金額
- 明朗な残業代の支給
- 実績の評価制度
- 賞与の有無・条件・金額
これらの見直しをてから、キャリア採用を導入してみましょう。
ポイント4.経営目標や経営状況を明確にして求職者を不安にさせない
4つ目のポイントは、経営目標や経営状況を明確にして求職者を不安にさせないということです。
前述した調査によると、離職理由に「会社の将来に不安を感じた」という項目があります。
従業員が会社の将来に不安になってしまうと、リストラや倒産のリスクを考えて離職してしまいます。
そのため、
- 経営目標
- 売上
- 利益
- 事業展開・目標
これらの経営に関する数字は、従業員はもちろん求職者にも共有するようにしましょう。
まずは、自社の信頼を開示することで、求職者も安心して働けるイメージを持つことができます。
キャリア採用を導入している企業の事例
最後にキャリア採用を導入している企業の事例を紹介します。
他企業が、実際にどのような職種や条件でキャリア採用を導入しているのかを知ることで、自社でキャリア採用を導入する際の参考になるでしょう。
今回は3つの企業を紹介します。
- 株式会社サイバーエージェント
- サントリーホールディングス株式会社
- ヤフー株式会社
それぞれの企業のキャリア採用について詳細を見ていきましょう。
(この記事で紹介している情報は2019年7月27日現在のものです)
キャリア採用を導入している企業1.株式会社サイバーエージェント
AbemaTVやAmebaを運営する株式会社サイバーエージェントは、キャリア採用を導入しています。
サイバーエージェントは、事業内容としてメディア運営やゲーム事業をメインとしています。
そのため、キャリア採用で募集されている職種は主にWeb制作に関わる職種が多いです。
- 各種エンジニア
- 各種デザイナー
- プロデューサー・ディレクター
どの職種も、給与は能力に応じて決められます。
フレックスタイムの導入や、家賃補助などの福利厚生もあるので、従業員に働きやすい労働環境を意識されていることが伺えますね。
キャリア採用を導入している企業2.パナソニック株式会社
家電メーカー大手のパナソニック株式会社でも、キャリア採用が導入されています。
パナソニックは、転職相談会を定期的に実施しており、募集職種は100以上あることから、キャリア採用への積極的な姿勢が伺えます。
家電メーカーということもあり、基本的にはエンジニア系の職種がメインです。
- 研究開発
- 機会・機構設計
- システムエンジニア
このように、直接商品に携わる職種が多く募集されています。
採用基準として3〜5年程度の専門的な経験必須や、TOEIC550点以上必須など他企業と比べると、少し厳しい採用基準ではあります。
しかし、募集の背景や自社で働くメリットも掲載しているので、応募者に社内の現状や方針を共有していることが特徴です。
キャリア採用を導入している企業3.ヤフー株式会社
Yahoo! JAPANを運営するヤフー株式会社も、キャリア採用を導入しています。
IT系の企業ということもあり、こちらもエンジニアの募集がメインです。
また、総合職の募集も積極的に行っており、採用に積極的な姿勢が伺えます。
- 各種エンジニア
- 各種デザイナー
- 法務
- 監査
- 広告
このように幅広い職種を募集しています。
また、キャリア採用以外にも、未経験の方も採用しています。
募集職種以外にも、従業員のインタビューや労働環境を詳細に記して、自社を知ってもらおうという気持ちが伝わってきます。
【まとめ】即戦力の人材を雇用し売上アップを目指そう!
キャリア採用は即戦力の人材を雇用できる採用方法です。
即戦力の人材を雇用することで、売上アップを目指すことができます。
なぜなら、即戦力の人材は、業務スキルだけでなく、専門的なノウハウを持っていることも多いため、教育ができるのです。
企業を存続させようと思えば、従業員の確保はもちろん、教育は非常に重要な課題といえるでしょう。
また、少子高齢化の昨今に、新卒採用者で人手不足を解消することも難しいです。
そのため、キャリア採用で即戦力の人材を雇用することで、人手不足の解消も見込めるのです。
そんなキャリア採用を成功させるには、次のポイントを抑える必要があります。
- 適切な労働条件を設ける
- やりがいのある仕事内容を用意する
- 適切な賃金を用意する
- 経営目標や経営状況を明確にして求職者を不安にさせない
自社の労働環境や、雇用条件を見直すことでキャリア採用を成功させられる可能性はぐっと高くなります。
まずは、自社の労働条件や雇用条件を見直してみてください。
ただし、キャリア採用を導入する前に見直してほしいことは、採用条件以外にもう一つあります。
それが、自社商品の価格設定です。
なぜなら、自社商品の価格設定が適切でなければ、キャリア採用で優秀な人材を雇用できたところで、売上をアップさせられる可能性は非常に低いからです。
多くの企業は売上が上がらない原因を、自社に優秀な営業マンや、優秀なスキルを持った人材がいないことだと勘違いしているケースが多く見られます。
しかし、そんなケースのほとんどが、売上が上がらない原因が商品の価格設定にあるのです。
そのため、キャリア採用を導入する前に、商品の価格設定を必ず見直してください。