成功事例インタビュー
成功事例インタビュー
店舗経営から
セールスコンサルタントへ
対面セールス成約率ゼロが
50%にアップ
年商は2.4倍になりました
店舗経営からセールスコンサルタントへ
対面セールス成約率ゼロが50%にアップ
年商は2.4倍になりました
オーダージュエラーの経営
セールスコンサルタント 黒澤由希さま
アパレル商社に勤務中、流行に左右されず、思いを乗せて受け継いでゆく仕事に従事したいと決意し、ジュエリー業界に転職する。
外資系ラグジュアリー宝飾ブランドや国産大手宝飾ブランドでの接客・販売を経験し、店舗運営・スタッフ育成のマネジメントに携わる。
その後国産大手宝飾ブランドでのジュエリーデザインを経験し、お客様との会話から着想を経て目の前でデザイン画を描くオートクチュールデザインを行なっている。

コンサルティングの指導実績としては、3ヶ月〜半年間での売上成長率は平均150〜200%アップで、1ヶ月以内の短期目標達成率は100%を誇る。
いかなる状況でも希望を見出して、未来を切り拓く様子を背中で見せる人と呼ばれるようになる。
「スタッフ1人1人の個性が輝く指導をする」というモットーを通じて、お客様、スタッフ、会社に笑顔の連鎖が生まれる社会を目指し、活動している。
オーダージュエラーの経営
セールスコンサルタント 黒澤由希さま
アパレル商社に勤務中、流行に左右されず、思いを乗せて受け継いでゆく仕事に従事したいと決意し、ジュエリー業界に転職する。
外資系ラグジュアリー宝飾ブランドや国産大手宝飾ブランドでの接客・販売を経験し、店舗運営・スタッフ育成のマネジメントに携わる。
その後国産大手宝飾ブランドでのジュエリーデザインを経験し、お客様との会話から着想を経て目の前でデザイン画を描くオートクチュールデザインを行なっている。


地方でオーダージュエラーとして独立起業後
店舗売上アップコンサルタントという新たな仕事へ

地方でオーダージュエラーとして独立起業後
店舗売上アップコンサルタントという新たな仕事へ

ー どのようなビジネスをされていますか?
黒澤:黒澤由希と申します。やっているビジネスは、オーダージュエラーの経営と、セールスコンサルタントをしております。

ー オーダージュエラーとはどんなお仕事ですか?
黒澤:ジュエリーを卸売企業から仕入れて、それをそのまま販売するのではなくて、お客様に合わせて一からデザインを作って、デザインから販売するみたいな感じですね。デザインして、そして作ったものを納品して販売する、というものです。

ー お客さんは個人ですか?
黒澤:個人の方です。みなさん。

ー オーダージュエラーとセールスコンサルタントは始めから二本立てだったのですか?
黒澤:最初はオーダージュエラーだけやっていました。1年間やって、それで基盤ができた頃に、コンサルタントのほうに振り切りました。

ー オーダージュエラーの経営で独立しようとしたきっかけは?
黒澤:もともと東京に住んでいたんですね。東京でセールスのコンサルタントの仕事をちょっとしていたんです、その時1年間だけ。ちょうどその頃その仕事のキリが良い感じで、年度末みたいな感じで、終わったんです。
夫の仕事の都合で東北の山形県に引っ越すことになったんですよ。それで山形に一緒に行ったんです。
仕事もそんなに頑張らなくてもいいかなーと思って、仕事を探していたんですが、フルタイムで週6日働いても、手取りで20万もらえないのが当たり前、って言われたんですよ。地域的に。
絶対ヤダ…と思って、何とかコンピューターの仕事で東京や海外から仕事を受けながら自分で稼げないかなーと思ってやっていたら、東京時代の知り合いがジュエリーの仕事をやっていたのを知っていて、「これ直したりできませんか?」「これデザインが古くなったので作り直せませんか?」と注文がポロポロくるようになったんですね。それが最初です。

ー もともとジュエリー販売をされていたのですか?
黒澤:そうなんです。会社員の時に、していました。
会社員の時は、オーダージュエリーの会社にいたので、ジュエリーをオーダーメイドで作る会社にはもともといたんですね。働きすぎてしまって、体を壊して退職したんですよ。それから1年弱ブラブラしていて、私が会社員だったときは、プレイヤーとして接客販売とデザインをしていたんですが、同時に不採算店舗の改善もしていたんですね。業務が2つあった。あと新入社員の育成、大きく3つやっていたんですね。それをやっていたことを知っていた同じ業界の別の社長から連絡があって、「うちの会社を手伝ってくれないか」と。1年間他の会社でコンサルタントしていたんです。

ー 何をコンサルするのでしょうか?
黒澤:現場の小売店の売り上げアップの仕事です。

ー なぜ黒澤さんに「手伝って」と声をかけられたのだと思いますか?
黒澤:たまたまちょうどよかったんじゃないですかね。もともと知ってたっていうのもあるし、あと宝石鑑定ができる資格があるんですが、それを持っていて宝石の勉強会みたいなものもしていたんです。私がいた会社でもやっていたし、あとは参加したい人みたいな感じでやっていて…そういうのもあったのかもしれないですね。タイミングでしょうね。

ー 勉強会は会社でも、黒澤さん個人でも集客されていましたか?
黒澤:集客ってほどでもないけど、同じ業界の人とかその人の後輩の方とかが参加して。

ー 黒澤さんのジュエリーに対する知識が豊富ってことですよね。
黒澤:なんでしょうね…けっこう接客販売する人で、鉱物の専門知識まで資格を取りに行く人はそこまで多くない。たぶんですけど、営業もやっていて、かつ鉱物の専門的知識を持っていて、かつ自由に動いているような人があまりいなかったんじゃないかなぁって思います。業界もすごく狭いですしね。

口コミだけの集客で「いつ新規客が途絶えるの?」不安が消えない日々

口コミだけの集客で「いつ新規客が途絶えるの?」
不安が消えない日々

ー 起業されてご自身で店舗経営されるようになった頃は、どのような状況でしたか?
黒澤:すごく運がよくて、口コミで広がっていってたんですよね。なので毎月必ず誰かから注文が回っていっているような状況だったんですよ。本当にありがたいなぁと思うんですけど。

ー 価格は高額なイメージがありますが、どのくらいの価格で受注されていましたか?
黒澤:私の場合は、何十万円、何百万円という高額なものはあまりなかったですね。その代わり、いろいろな相談がありましたけど、例えば「ダイヤモンドのピアスがあるんだけれども、一つだけダイヤモンドがなくなってしまった。しかも特殊なカットのダイヤモンドで、お店に行ったら百万円以上でしか売ってないって言われたんですけど、なんとかなりませんか?」っていう問い合わせがきたりする。
私は鑑定もできますし、海外の商社も直接知っているので、間に業者を入れずに直接やり取りできるんですよね。なので、例えば銀座のお店に行くと百万円以上するものが、何分の一の価格で仕入れができるんです。そういうところに利幅を乗せて、販売したり。
ちょっと普通のお店に行くと面倒くさいから受けないようなものでも、私は受注していましたね。

ー 紹介や口コミだけで広がっていったのがすごいですね!
黒澤:たまたま私の友人とか私の夫の友人が、大学講師とか、人前に出るような仕事の人が多かったんですね。親から譲ってもらったけれども、いっぱい宝石がついてるけど、一石だけ赤い種類の石が抜けている、とか。その石と同じ色を探そうとしても、なかなか普通のお店では探せなくて、とか。そういう相談が、ポロポロきていました。

ー 年商は?
黒澤:全然少ないんですけど、300万円いかないくらいでした。

ー 口コミだけで仕事が回っていていい状態だと多いますが、ご自身はどんな思いで続けられていましたか?
黒澤:宝石の仕事で、地方で独立しようって最初思ってなかったので。このまま続けるのか、辞めるのか。めちゃめちゃビギナーズラックで回っているなって感じていたので、怖かった。今は注文が来ているけど、来月、再来月どうなるか分からない。
辞めようか、続けようか、どうしようかな…と思ってました。

ー 悩んだ末の結論は、どうされたのでしょうか?
黒澤:フルタイムで週6働いて、手取り20万円以下っていうのはムリ!って思って、やろう!と思いました。
格好いいことを言うと、それだけではなくて、私にしてみたら、「これはこういう風に直せるよね」とか、「これはこの宝石だからこの業者に頼んだらこのくらいの値段で入れれるよね」っていうものが、他のお店に行ったら5倍以上の見積もりで出されたりとか。
宝石って値段の付け方が良く分からないじゃないですか。相場も分からない中で、そんな利幅の大きい値でつけている会社が多くて、間のマージン取られすぎだな、と思っていて。それもイヤだなと思って、いいものを適正価格でお客様に提供できるんならいいなと思ったのもあります。

ー 起業当時の悩みは?
黒澤:とにかく、注文はなぜか来る。ただ、自分としては、なぜ自分に注文が来るのかが分かっていない状況なんですね。自分の状況を振り返ったり改善することができない。
例えば、このダイヤモンドを売りたいなって思ったから、こういうキャンペーンを打とうっていう種まきをして、何ヶ月後に注文が来るっていうのだったら分かるんですが、そういうのが全くない、全く宣伝していない状況で注文が来ていたので、何が良くて注文が来ているのかが分からないし、その反応が全然掴めなかったんですよね。
私は少しだけですけど、自分が働いていた会社ですとか、業務委託でお仕事をいただいていた会社では、必ず行動計画を立ててそれに沿ってやりなさいとか、キャンペーンを打つんだったらキャンペーンのゴールをちゃんと設定して、それを達成するためにこういう行動をして、ちゃんと定期的に振り返りなさいっていうことを言っていたのに、何にもしていなかった。全く真逆のことをしていて。
でもなぜか注文が来るという状況が、逆にいきあたりばったり過ぎて怖くて怖くて…。自分の行動と結果をコントロールできてないっていうのが、すごく怖かったです。
でも経営をするにあたって何から手をつけていいのか分からないという状態でした。

何をしたらいいか分からない状態から手に入れた「経営の設計図」

何をしたらいいか分からない状態から手に入れた
「経営の設計図」

ー 悩みを解決するために取り組んだことは?
黒澤:最初はビジネス書を読んだりしました。よくあるハーバードビジネスレビューみたいなビジネス書や新聞を読んで、新聞社が主宰している勉強会の情報を取り入れてみたりとか…。
いろいろしている中に、なんか「マーケティング」っていう言葉が出てきたんですね。マーケティングっていう言葉は知っていたんですが、内容は全然知らなくて。
ただかっこいいなーとは思っていたんですよ、マーケティングってなんかかっこいいなーって(笑)。
そしたらちょうど北岡先生は、マーケティングのコンサルタントって仰っていて「この方はマーケティングっていうのを教えている方なんだ」と思い、Podcastからメルマガ登録しました。
一番最初にセールスなさっていた「イケてる年商1億円突破の設計図」っていうのを購入しました。

ー 購入されて取り組んだことは?
黒澤:マーケティングがどうこうではなく、「あぁ私が知りたかったことが全部入っている!」って思ったんですよね。お客様の考え方とか、自分は何屋なんだとかいうのが、全部の授業みたいにして入ってたので。ちょうど2年前のお正月くらいに購入したんですよね。で、お正月の3日間ずっとそれをやっていました。「私もこれで年商1億円だ!絶対だ!」って思って、安心し切って、それだけやっていました。

ー 結果はいかがでしたか?
黒澤:全然1億円にはならなかったですね(笑)

ー 「イケてる年商1億円突破の設計図」の商材の効果的だったところは?
黒澤:私は経営っていうものが全く分かっていなかったんですね。ずっと営業とデザイン畑だったんですね。それ以外のことのことが何も分からなかった。例えば広報や広報計画も分からないですし。経営の全体像が分かっていなかった。
それがあの商材を見たら、「あっ、これが経営なのか!売り上げを作っていくにはこういう一連の活動が必要なのか」っていうのが分かって。
まずペルソナを明確にして、それから付き合わない人を決めました。それはすごく大きかったです。

ー どういう方を「付き合わない人」に定義されたのですか?
黒澤:私の場合は、「時間にルーズな人」「人の悪口を言う人」「仕事に対しての姿勢が甘い人」「締め切りを守らない人」とか「完成度が低い」とかいう人を、お客さんじゃない人に選びました。
なぜかというと、地方に住んでいるとそういう人めっちゃ多いんですよ。スローライフを求めて、スローライフがいい、みたいな人。オーガニック、スローライフ、いいのは分かるんですけど、なんというか、なあなあになってしまう。
私も最初から地方で起業してバリバリやってやるぜ!ではなくて、紹介からビジネスを初めたので、スモールビジネス的な感じだったんですよね。スモールビジネスをしている方向けの勉強会とかに行ったりしていたので。
そういうところに行って出会う方達って、基本的に甘いんですよね、全てにおいて。ビジネスライクじゃないっていうか。
そういう方とのお付き合いが、地方に引っ越してから初めだったので、「黒澤さんって厳しい方なんですね」って言われていたんです。東京にいる時は、「黒澤さんは部下に対して甘すぎるから、もっと厳しくして」と言われていましたので。
そこもすごく迷っていて、自分の中で。そういうところを全部バッサリ切ったんですね。

ー 関係を断つ時の恐怖はありませんでしたか?
黒澤:すごくありました。ちょうどその頃「オクゴエ!アカデミー」も参加し始めたんですね。月に1回リアルの勉強会に行っていたんですが、そうするとみなさんやっぱり授業で利益を伸ばそうと思ってきている方たちなので、目的が明確じゃないですか。だから白黒はっきりしているというか。私の悩みとか言うと、もう一言で言うとアホちゃう?みたいな感じなんですよ。いらんいらんそんな付き合い、みたいな。そうだよねそうだよね…って。
私も仕事するなら誰と付き合うかを考えなくてはいけないし、モヤモヤを抱えたまま地方でほんわか生きていくのはイヤだし、それがムリだったらもう田舎出てもいいや!って思って。そこまでの気持ちにもなれたんですよね。「オクゴエ!アカデミー」と「イケてる年商1億円突破の設計図」に参加したおかげでそこは乗り越えられたんだと思います。

安すぎる単価を改善、納得いく価格設定に

安すぎる単価を改善、納得いく価格設定に

ー 実際イヤなお客さんを決めて切ってみてから、いかがでしたか?
黒澤:びっくりするほど利益の低い注文が減りました。価格も上げたんですね。

ー なぜ価格を上げたのですか?
黒澤:「オクゴエ!アカデミー」に参加して、商品はこういう商品を扱っていまして、商品単価このくらいですってお話したら、アカデミーの講師の方に毎回言われるんですよね、「安すぎる」って。
やっぱり地方では、高い値段では高い値段では売れないと思うから、とか、100円でも1000円でも利益がほしいから、っていう答えが私から出るんですよね。でもそれをしている限り、ずっと忙しいままだし、ずっと利益上がらないですよ、と教わって、単価は絶対に上げたほうがいいと。
突発的に、「ジュエリーやろう」とやった訳ではなく、10年くらいの下地があったし、提供しているサービスにも自信があった。一回値段を上げてみようと思ったんです。うまくいかなかったら辞めてもいいやって思っていて。

ー 当初決めていた価格は自分なりに適正な価格と思っていたと思うのですが、黒澤さんが思う適正な価格とは、どんな価格でしょうか?
黒澤:私のところですと、がっちり利益をいただいていても10万円で出せるなって思うものが、他のお店に行ったら25万円って言われるんですよね。それはなぜ25万円って言われるか?っていうのは、私は業界の構造を知っているので分かっている訳です。全部間に入る仲卸の企業が持っていくよねっていう。
だからそれをさせたくなかったんです。企業努力もしていないところが、ただ右から左にはいはいって商品を動かしているだけで、利益取んなよ!って思っていたんですね。それは適正価格じゃないなと思った。
でも、私はやっぱり今思えば安過ぎて、お客さんに迎合しているくらい安すぎる価格だったな、と思います。街の工場みたいな。

ー それで当初は納得だった?
黒澤:最初からやるぞー!っていう感じではなかったので、あっ注文いただけた…私を信用して商品を預けていただけた…というだけでハッピーでしたね。

地方に引き寄せられずキープできたビジネスマインド

地方に引き寄せられずキープできたビジネスマインド

ー 北岡を知ったきっかけは?
黒澤:ダイレクト出版のニュースレターですね。はっきりと、美しくてきれいなことを言わずに、でも文章の構成が分かりやすかった。最初に結論をバーンって持ってきて。他の方の文章は、考えながらじゃないと理解できないんですね。でも北岡さんの文章は、素人の私でもパーンと読むだけでスッと理解できる。他の方が3つの構成に分けて書くとしたら、北岡さんはそれを7つくらいに分けて、しかも短い文章で説明してくださっていたんだと思います。だからすごく分かりやすかったですね。

ー 北岡と出会ってビジネスの変化は?
黒澤:非常に抽象的なことなんですけれども、東京で仕事をしていた時のビジネスパーソンとしてのマインドが戻ってきたと感じました。趣味とか自己実現のための仕事ではなくて、利益を創っていく、企業を継続させていくための事業だ、という基本のもとに、どのくらいの利益を乗せなければいけないのか、5年後、10年後も会社を走らせていくには、どういう利益を乗せなければいけないのか、それはなぜなのか?という基本に立ち返って考えられるようになったので。
地方にいることでいろんなお客さんとの付き合いとか、人付き合いとか、地方のいろんな経済界の集まりとかありますよね。そういうところに参加しなきゃいけないかなっていうしがらみとかも、一切捨て切ることができたというか。割り切ってビジネスに集中できるようになりました。

単価アップの抵抗成功のカギは「お客様に響く言葉選び」

単価アップの抵抗成功のカギは
「お客様に響く言葉選び」

ー 年商や売上の変化は?
黒澤:ジュエリーの仕事はあまりイケてる感じではなかったんですけれども、それでも1年間で2倍にはなりました。ただ年商としては2倍くらいなんですが、利益がすごく増えました。1年前は利益50%くらいだったんですが、1年後には利益が65%から70%くらいになりました。

ー 価格を上げていく時には、具体的にどのようにされましたか?
黒澤:少しずつ変えてチャレンジしていったんですけれども、「年商1億円の設計図」
の中で、お客さんに一番高いものを販売するのではなく、ドアオープナーとして一番安価なものを体験していただいて、そのお客様に考え方を教育していくっていうようにやっていきました。
メンテナンスの仕方とか、ジュエリーを身に着ける人というのは他にもこういうことが必要ですよね、と情報提供したり、商品販売をしたり。いきなり値段をバーンって上げたのではなくて、理由をつけながら、例えば今まではこういうふうに価格でいただいていましたが、次からはここまでもしっかりさせていただこうと思うので、こういうお値段にさせていただきます、とアナウンスしながら、値段を上げていきました。

ー 価格を上げるとき、抵抗はありましたか?
黒澤:めちゃめちゃドキドキしました(笑)

ー どうやって克服しましたか?
黒澤:業界の情報をものすごく集めました。それまで3万円とか5万円とか、高くて10万円という価格設定だったんですね。それを、25万円のサファイヤを販売しかけたことがあったんですね。今までの私だったらそれを25万円ではなくて、13〜14万円で売っていたと思うんです。でも、オクゴエ!にも参加していたし、「それはアカンやろ!」と思って。
オクゴエ!にも参加していましたし、商品に関する情報をいっぱい集めて、裏付けの理由をつけました。
例えば「同じ商品を銀座で購入すると60万円です。でも私のところでは25万円です。その理由はこういう理由だからです」、とか。「この色は世界中探してもこの色でこのサイズで購入できるのはここしかないですよ」とか。お客様の価値観に響く言葉を探して準備をして、接客して購入していただきました。

ー 働き方の変化は?
黒澤:本格的に起業してまだ間もないので…。宝石の業界で起業しようと決めた時に北岡さんの商材を購入したので、働いている時間が大幅に減ったかといえばそうではないんですが、当時はほとんど山形県にいて、ずっと海のそばで仕事をしていたんですね、自然の中で。でも今は月のうち10日間とか、何度か東京、大阪に出てきてこちらのお客様に商品を販売したりすることもありますし、関東、関西でセミナーを開催して、セミナー参加者に別の商品を提供したりとか。いろんなところを自由に行き来しながら働けるようになりました。

セールスコンサルタントへの道

セールスコンサルタントへの道

ー セールスコンサルタントもされているとうかがいましたが、どのタイミングで始められたのですか?
黒澤:私ジュエリーを本格的に始めようと思ったのが2年前で、ジュエリーの価格をしっかりするとかメニューをしっかりするとか、土台を作るのに1年間費やしたんです。そうしたらそのおかげで、高額商品が売れるようになったんですね。1点30万円とか、毎月来るようになったんですね。でもやっぱりBtoCなので、いつ途切れるか分からないという不安がありましたし、地方なのでそんなに数は多くないんです。

ー 受注している人は地方の方だったのですか?
黒澤:東京や大阪の方はあくまで口コミだったので、「興味ある人がいたらパンフレット渡してね」くらいのことはしていたんですが、自分でコントロールできない部分っていうのはすごく大きかったんですね。
あとジュエリーって、営業すればするほどうさんくさくて、足元見られている気がしていたんですね。いいものを提供するのに足元見られながら、うさんくさいよねとか思われて気を使いながら仕事するのはイヤだと思ったんです。
1年間やってみて、このくらいだっていうのが分かったって思った頃に、だんだんやっぱりコンサルタントの仕事ももう一回やりたい!って思うようになったんです。
なぜかというと、コンサルタントの仕事って経営者の方に営業するじゃないですか。経営者の方ってスッキリ、ハッキリしているので、やりやすいんですよね、すごく。宝石の一般ユーザーの方と違って。だからガンガン営業に行っても、なんていうか営業しやすかったというか。
だからそろそろ舵を切りたいな、と思った時に、「コンサルタント向上委員会」が始まりましたという予告の北岡さんのメルマガが届いたんですね。「これ、私のためやん!」と思って、申し込みました。

ー ジュエリー 一本では考えていなかった?
黒澤:ジュエリー 一本でって考えていたんですが、すごく疲れていたんです。気を使いながら、「言葉選ばなアカンかな…」と。年上の女性の方たちに毎回気を使いながら、営業していくのは疲れ切っていたんですね。で、ストレスもすごく溜まっていて、経営者の方にどんどん営業する方が、私はいいなって思っていたんで。

ー セールスコンサルタントとして活動し始めた時に、どんな方に声かけをしましたか?
黒澤:たまたま5つ上くらいの私の先輩が保険の仕事で独立したって言って私のところに営業に来られたんですよ。話を聞いていたら、「あれっ、この人って、私サポートできるな」と思って。それで話を聴いていたら、悩みとかも話し出して。それだったらこういうふうにやったら解決できますよねって、それ私お手伝いできますよっていう話をして、たまたまそこで契約取れたんですね。
ビギナーズラックですね。それが一番最初の方で、そこからポンポンと同じ地域でがんばっている農家さん、今まで農協に卸していたけど一般の方に販売したいと考えている農家の方とか、昔コンサルタントをしていた名残で、スモールビジネスをしている人たちにプライシング(値付け)講座してくれないかって話があって、たまに地元とかと東京とかさせていただくことがあったんですね。その時参加してくださっていた方に声かけしたら、契約してくださってという方が、最初3-4件来てくださいました。

ー 成功例がたくさんありますね!
黒澤:1年間のジュエリーの下積み期間がすごく苦しかった分、コンサルタントはびっくりするくらいうまく進んだなって思います。

ぶつかった面談セールスの壁

ぶつかった面談セールスの壁

ー コンサルタントとしての活動で、大変だったことは?
黒澤:最初は個人事業主、もしくは株式会社でも、ひとり社長みたいな方と契約させていただいていたので、最初報酬のいただき方がよく分からなくて月々でいただいていたんです。そしたら急に連絡が取れなくなる人とか、支払いが遅くなる方とか出てきたり、宿題を出しても理由をつけてやってこない人とか、せっかくコンサルしたのにその通りやってくれない人っていうのが出てきて、「面倒くさいな…」と思いました。

ー どうやって解決しましたか?
黒澤:「プルスウルトラJ」の中に、相談に乗ってくださる先輩たちがいたので、都度相談がありますって投稿して、こういう状態なんですがどうしたらいいですか?って相談して、みなさんからフィードバックをいただいて解決していました。
ただ、このままBtoCを続けていても、私その時、まあ短絡的に考えていたんですが、「ちゃんと契約結んでいないからだ」って思ったんですね。ちゃんとお互い契約をしっかりした法人と、法人としても従業員もそれなりにあって、年商も大きい法人と契約すれば、途中で契約取れなくなるってことはないし、法人と取引していないからだ、と思ったんです。これからは個人事業主ではなくて、大きい法人向けに営業を開始しようって、私は解決方法にしました。

ー 解決に至りましたか?
黒澤:全然ならなかったんですよ(笑)。ずいぶん失敗しました。
地域では有名な名だたる経営者の方々に会いに行ったんです。そしたら、けちょんけちょんですよね。経験豊富な社長をぜひ勉強させていただきたいので、インタビューさせて下さいっていうアプローチで行くので、みなさんどうぞどうぞ、と呼んでくださるんですけど、「実はこんな仕事をしてまして…」とちょっと営業の素振りを見せただけで、なし崩し的に頭からバコーンって殴られるくらいに「はい、さようなら」と。やっぱり百戦錬磨の経営者はぜんぜん違うな、と。営業に行けば行くだけ、全部ダメでした。

面談セールスはこうしろ!をそのまま実践

面談セールスはこうしろ!をそのまま実践

ー どのように解決したのですか?
黒澤:またセールスのメールが届いたんですね、たまたま(笑)。それを見たら、「コンサルタントのための面談セールステクニック2.0」みたいな商品だった。しかもセールス価格ですって出てたんですね。
実はそのメールを受け取った時に、ある年商35億円の営業部長に、営業に行く予定だったんですよ。私の中では「どうせダメだろうな…」っていう気分だったんですが、「これもしかしたらイケるかも」と思って申し込んでから行ったら、制約になったんですね。

ー マンガのような話ですね(笑)。
黒澤:コンテンツの中で北岡先生が「これをやってください」とおっしゃったことを、仰った通りに課題をしていくと、ちゃんと成果が出るんですよ。駆け出しのコンサルタントは、みんな信用してくれないから、「お試しで」っていう言葉をつけて、お試しでまずやってみませんか、とか、「お試しで」っていう言葉をつけてみたらいいですよ、って仰っていたので。その日の夜にzoomで面談していた人に「お試しで3ヶ月やってみませんか」と伝えたら「お試しならやってみます」となった。全部成果につながったんですよね。

ー もともと営業時代の実績があると思うんですが、コンテンツを学ぶ中で新たな学びはありましたか?
黒澤:私もともとジュエリーの仕事をしていたので、ヒヤリングスキルはもともと高かったのだと思います。お客さんが発する言葉を聴いて、そこから本音を分析する。こう言っているけど本音は違うよねっていうのを、なんとなく感じ取ったり、言葉の端端から感じ取って分析するスキルはすごくあったと思います。
ただ、オーダージュエリーの時は、1人2時間接客するんですが、ヒヤリングしてニーズからウォンツを引き出して、感情で「これがいいです、なぜならこうだからです」ってお客様の感情を揺さぶって購入していた。
それが、企業のセールス研修を販売するとなると、感情ではないところで働いている人たちですよね。感情とは真逆で論理的に考えている人たちなので、全く通用しないんです。相手の悩みを引き出すことはできても、じゃあ黒澤に頼む必要があるよなって思わせることは、全くできなかった。

ー 何が足りていなかったのですか?
黒澤:今思えば、納得感を感じさせることができなかったんだと思います。あと実績もぜんぜんないですよね。

ー 実績は歳月が必要なことですが、納得感を出すためにはどのように工夫されたのですか?
黒澤:まさに「コンサルタントのための面談セールステクニック2.0」の中のコンテンツに、こういうふうに質問してくださいって全部書いてあるんですね。私の得意なヒヤリングと共感スキルを入れながら、とにかくそれを繰り返していったんですよ。
その当時面談していた営業部長さんは、すごく一生懸命考えて「こうこうこうだから、だから今どうしても研修しなければいけないんです」って、ご自分で言い出すんですね。もう、それだけです。

ー 質問集に則って質問していったんですね?
黒澤:今その質問集が、今までの私の営業のやり方だと、「こうこうこうだから、やる必要がありますよ」という方法だったんですよ。そうではなくて、こっちからお勧めはせず、ただ私の質問に答えることで、自分の中で考えなければいけない質問なので、考えて「あ、いまやっぱりこれが必要だ」「こうしないとこんな大変なことが待っている」っていう、自分で答えを出さなくてはいけない質問、すごく考え抜かれた質問なんですよね。こっちは聴いて質問するだけで、お客さんは自分で「契約しないとダメなんです」というのを目の当たりにしました。

成約率ゼロが北岡のアドバイスで成約率50%に改善
年商は2.4倍に

成約率ゼロが北岡のアドバイスで成約率50%に改善
年商は2.4倍に

ー 制約率に変化はありましたか?
黒澤:今法人営業してから、成約率はゼロでした。10件言って10件ダメだったのが、面談セールスのコンテンツを使った後の最初の面談セールスで、いきなりバーンとうまくいった。2件目の法人も、決まった。
実は最初の2件の制約が決まって、忙しくなってしまったので、それ以降セールスしていないんですね。ただ、全部で4件法人セールスして、2件決まったので、0%が50%になりました。

ー オーダージュエラーの年商と、コンサルタントの年商を合わせるとどのくらいになりましたか?
黒澤:ジュエリー1本の時は、年商570万円くらいだったんですが、コンサルタントのほうを合わせて年商1400万円くらいになりました。

ー もっとも役に立ったお勧めしたいコンテンツは?
黒澤:立場によって違うんですけれども、私は成約率で悩んでいた時の自分としては、やっぱり「コンサルタントのための面談セールステクニック2.0」が、すごく、すごくいいなと思って、私プルスウルトラJの会ったことがない方にも薦めましたもん。「買ったほうがいいですよ!」って(笑)。これに勝るものはないな、って私は感じてます。自分もセールスを指導していたので。
それ以外の、マーケティングとかコンサルタンティングの知識、考え方に悩んでいる方には、「年商1億円の設計図」と「即利益アップのための21」です。特に後者の方は、利益アップの施策がすごくたくさん書いてあるんですが、やればやるほど自分でも成果が出ると思いますし、お客さんにその方法を教えてもすぐ成果が出る。
あと、北岡先生って事例を出されていますよね、毎回。その事例がすごく分かりやすいので、ただこうしてください、ではなくて、なぜ、これが必要なのか、これはこういう場合に置き換えると、という事例を全部出してくださるのがすごく分かりやすくて、いろんな角度で応用できるなっていうふうに感じています。

北岡の相手の目線まで降りてきて汲み取る質問に安心感

北岡の相手の目線まで降りてきて汲み取る質問に安心感

ー 北岡の第一印象は?
黒澤:第一印象は、すっごい怖かったです。記事で見た時は、白黒の写真の時は「うわ、かっこいい」って思ったんですね。初めてお会いした時は「わぁ、お会いできるんだ、嬉しいー」と思って、オクゴエ!アカデミーの会場に行ったら、なんか空気が凍ってて。
「すごいドキドキ」って言ったんですけど、北岡さんも「シャキーン」みたいな感じで座っていたので、心臓が破裂しそうでした(笑)

ー 印象は変わりましたか?
黒澤:一対一でお話すると、ぜんぜん違いますよね。すごく懐の深い方だなぁと。それは、メルマガを読んでいたり、Podcastを聞いているだけでは絶対分からなくて。
きっとすごくいろいろなご経験をされてきたと思うんですよね、なのでいろいろな方の気持ちが分かるのだと思います。私はこういう悩みがあって、と言っても、しっかり聴いて適切に言ってくださる。
Podcastなんか聞いていると、「そんな悩み捨てちまえ!」とか言われそうですけど、実際お会いすると全然そんなことなくて、「それは大変でしたね」と。私が悶々として言えないでいると、「なんか悩んでらっしゃいますよね」って声かけて下さる。人間的に深い方だなぁと。今は感じてます。緊張しますけど。

ー 他のコンサルタントと北岡の違いは?
黒澤:他のコンサルタントの方を存じ上げないのですが、一つは圧倒的なご経験の多さだと思います。1つ話すと、5も10も分かって下さる。その先の先まで汲み取って、回答して下さるんですよね。なので、ただ私の悩みに対してこれはこうしたらいいですよ、とかではなくて、「それはどうしてそう思うんですか」と聴いて下さる。なので納得感がすごく大きいなと感じます。
あとは、ただやり方を教えるだけではなくて、ちゃんと人間性、性格とか個性を汲んで、私が分かりやすい言葉で教えて下さる。私の目線まで降りてきて、私が緊張しないように分かりやすいようにいつもお話して下さるなといつも感じるので、安心感がすごくあります。

アドバイスを素直に実践する

アドバイスを素直に実践する

ー 黒澤さんにとって北岡はどんな存在ですか
黒澤:まず、北岡さんのおっしゃっていることを、そのまま受け入れて、その通りに実践してみようと迷いなく思える方です。

ー 北岡を薦めるならどんな方?
黒澤:やはり素人ではなくて、ある程度ご自分の専門分野、専門知識や専門のご経験をしっかり基盤を築かれている方で、その上で、目標のために、ある程度の厳しさも甘んじて受け入れながら、自分を高めていきたいって思える方ですかね。
高い目標は持っているけれども、コンサルタントに慰めてほしいとか、ぐっと自分を引き上げてほしいとかそういう人ではなくって、北岡さんのコンテンツとか、あとセミナーってすごく、すごく再現性が高いなと思っていて。
記録したことを、事務所に帰って読み直しても、すごく分かりやすいですし、これは私以外の誰に見せても絶対分かりやすいと思うんですね。
広辞苑があるとしたら、広辞苑をmac book air くらいの薄さに凝縮してまとめてくださっているのが北岡さんっていうイメージなので、明確な目標があって迷いなく進んでいきたい、厳しさももちろん自分に持ちつつ進んでいきたいっていう人に、お薦めしたいなと思います。

ー 女性にも薦めたいのですが、どういう女性にお薦めですか?
黒澤:プロ意識の高い女性っていう印象ですよね…。あとしつこい人ですかね(笑)。
怒られても怒られても、ダメとか言われても、粘って這いつくばってでも、目標達成する!とか、やり遂げる!っていう根性のある人だったらお薦めだと思います。

時代の変化を生き抜くために

時代の変化を生き抜くために

ー 黒澤さんは行動力があり、これだけ聞くと成功談話だと思いますが、くじけそうになった時もあると思います。そのバイタリティの源はどこからきてるのですか?
黒澤:ぜんぜん参考にならないと思うけど、私、夫に経済的なものを頼れない環境なんですよね。夫も農業で起業したんです、同じ時期に。農業って、ぜんぜん売上取れないんですよ。すっごい大変で、借金ばかり増えていって、なかなかやっぱり芽が出るまですごく時間がかかるし…農業で売上上げている方ってそれこそ何世代も農家をやっていて大規模な投資をしている方は別ですが。
私の場合は自分が働かないと明日のメシがない状態だったので、その「恐怖」だけでした。
今時代がすごく変化しているじゃないですか。だから一瞬でも気を抜いたら私なんか吹けば飛ぶような存在で。時代と社会にいいように使われてポイされてしまうだけだと思うんですよね。その中で勝ち残っていくには、一瞬たりとも休んでいる暇なんてないと思っていて。
絶対生き残ってやる!っていう、その気持ちだけが原動力だと思います。
もう一つありました。お金がなかったのに、「即利益アップの施策21」のコンテンツを買ったり、「面談セールス」のコンテンツも、お金なかったのに、もうこれに頼るしかない!って購入したんですよ。買ったからには、来月のクレジットカードの支払い日までにお金集めなきゃ!と思って、めっちゃ働いていきました。

ー 黒澤さんは今後どうなっていきたいですか?
黒澤:私は現代の諸葛孔明になりたいと思っています(笑)。北岡さんが、定性的な目標を、と仰っていたので。55歳までになりたいです(笑)。
私の目標は、もちろん利益も上げていきたいし、自分の人生をコントロールして生きていきたいと思うんですけど、営業マンを伸ばそうと思うなら、その人のマインドから、表のノウハウだけではなくてその人のあり方から変えてと思うなら、黒澤さんって人に師事するといいよ、って言われるようになりたいです。

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