ソーシャルメディアマーケティングの落とし穴

アバター画像 北岡 秀紀

ソーシャルメディアマーケティングの重要性が増しています。

確かに、TwitterやFacebookといったソーシャルメディアの利用人数が急激に増えています。
また、スマートフォンのおかげで、これらのソーシャルメディアに接しやすくなり、1日あたりの利用時間が伸びているのも間違いありません。
おそらく今後もその流れは止まらないと思います。
(ただし、その時の主役はTwitterやFacebookではないかもしれませんが。)

だからソーシャルメディアマーケティングが重要だ、となるのですが・・・
勘違いしてはいけないことがあります。

それはソーシャルメディアマーケティングでは売上はあがらないということです。

それはソーシャルメディアマーケティングの成功事例を見れば明らかです。
ほぼ全てのソーシャルメディアマーケティングの成功事例にはある決定的な共通点があります。

それが「つながりを作ることに終始している」ということです。
もっと言えば、商品を売り込んではいけないのです。
売り込みは御法度という不文律があるからです。
売り込めなければ、商品は売れない。当然、売上は上がりません。

ソーシャルメディアマーケティングの本質とは?

では、ソーシャルメディアマーケティングの成功事例はウソなのかというと、もちろんそうではありません。

ソーシャルメディアマーケティングの本質は「信頼関係を結んでから見込み客になってもらう」ということなのです。(もしくは、大企業のマスマーケティングです。)

従来型のマーケティングは、まず見込み客になってもらうところからはじめます。
メールアドレスなどを獲得して、そこに継続的な情報提供などをして、見込み客と信頼関係を結んでお客さんになってもらう。
これが通常の流れです。

一方で、ソーシャルメディアマーケティングの場合、まず自社が情報を発信する。
それで信頼関係ができてから、メールアドレスなどを登録してもらい、さらに信頼関係を深め購入してもらう。

つまり、ソーシャルメディアマーケティングとは、見込み客の見込み客を育成する事だ、ということなのです。

この本質を理解しなければ、ソーシャルメディアを使って、ただ友達を増やすだけ。
もしくは増えた友達に売り込んだために総スカンという自体に陥るだけです。

その観点で、ソーシャルメディアマーケティングの成功事例を見直してみてください。
きっとその本質が更に理解できるはずです。

追伸

ソーシャルメディアマーケティングの成功は、商品のユーザー層とソーシャルメディアのユーザー層とピッタリと合っている必要があります。

この当たり前のことも忘れて、「ソーシャルメディアマーケティングの成功ノウハウ」を学ぶのは止めてください。
経営者の意思決定の基準は「新しいから」「流行しているから」ではなく、「効果があるから」のはずですよね?

もしソーシャルメディアマーケティングを検討しているなら。。。
あなたのお客さんはソーシャルメディアを使っているのか?立ち止まって考えてください。

少なくともこれを書いている2011年11月20日現在、日本国内において、ソーシャルメディアが使えるビジネスは非常に限られています。
ソーシャルメディアで稼いでいるのは、その大半が「ソーシャルメディアで稼ぐ方法」を教えている人だということを忘れないでください。

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