マルチタスクの正しいやり方

北岡 秀紀 北岡 秀紀
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151207

Kitaoka

マルチタスクとは、複数のタスク(仕事)を平行して進めていくこと。
もしかしたら、あなたはタイトルを見て「あれ!?」と思われたかもしれません。
「北岡はマルチタスクについての意見を変えたのか、、、?」と。

私はこれまでオクゴエ!やコンサル大学など、様々なところで「マルチタスクはダメですよ!」と主張してきてきたからです。
私が1つずつ順番にタスクをこなす「シングルタスク」を推奨することには、今も変わりはありません。

ただ、マルチタスクと上手く向きあうことが求められる場面も実は存在します。

ではそれはいったいどんな場面か?
そんな時、どうやってマルチタスクと向き合えば良いのか?
今回は、そうした場面で役に立つマルチタスクの正しいやり方についてお伝えします。

目次


1 マルチタスクがダメな2つの理由とは?

 理由1:集中力が落ちる
 理由2:成果や効果の出るのが遅くなる


2 マルチタスクをしたい!マルチタスク脳はなぜ起こるのか?

 2-1 マルチタスクをしたい!感情が抑えられない場合の対処法


マルチタスクの正しいやり方まとめ

本題の前に、まずマルチタスクがダメな理由を改めて理解しておいてください。
これは2つあります。

1 マルチタスクがダメな2つの理由とは?

マルチタスクは一見効率的に見えますが、実は全くの逆。
その理由を解説しましょう。

理由1:集中力が落ちる

集中力が高い方が、仕事が捗り、パフォーマンスも上がることは言うまでもありません。
ここで重要なのは、その集中状態を作るためには20分かかるということ。

集中力は、タスクに取りかかってから徐々に上がり20分くらいでピークに達します。
そのあとは横ばいで集中状態が続き、ある程度時間が経過してくるとだんだん集中力が低下してきます。

これをマルチタスクに当てはめて考えてみましょう。
例えば、作業開始から20分で他のタスクに仕事を切り替えたとします。
集中には20分かかるので、実質の集中している時間はゼロです。
同様に25分で違う仕事に切り替えると、5分しか集中していない、ということになります。


マルチタスクは、タスクの切り替えを何度も何度もします。
すると、その都度集中がリセットされるので、集中している時間がガクンと減ってしまいます。
集中している時間が短くなれば、当然効率が悪くなり、成果や結果に繋がりにくくなるわけです。

余談ですが、1点だけ。
この一連の集中時間には個人差があります。
私としては50分〜60分ごとに休憩をとり、都度緊張を解くことを推奨しています。

理由2:成果や効果の出るのが遅くなる

マルチタスクがダメな理由の2つ目。
それは、仕事の完了が遅くなるからです。

例えば、1つの仕事が3日かかる、とします。
それが3つあったとしましょう。
それぞれの仕事をA,B,Cとします。

マルチタスクを図にすると以下のようになります。

img01

つまり、
Aは、7日目
Bは、8日目
Cは、9日目
にタスクが完了することになります。

一方、シングルタスクで順番にするとどうか?

img02

つまり、
Aは、3日目
Bは、6日目
Cは、9日目
にタスクが完了ということです。


仕事というのは、終わって初めて効果、成果が出るわけです。
作業途中で効果・成果は出ません。

そう考えると、Aの仕事は、シングルタスクだと3日目に、マルチタスクだと7日目に終わります。
マルチタスクにすればするほど、このように成果や結果が出るのが遅くなるわけです。

2 マルチタスクをしたい!マルチタスク脳はなぜ起こるのか?

ここからが本題です。
マルチタスクがダメな理由は、ここまででお分かり頂けたと思います。

とはいえ、メールをしながら他の仕事をする、ブログを書く、、、といったようなマルチタスクは、
・万能感
・仕事をしている感
・自分への有能感
を感じることができるので、心情的にもマルチタスクをしたくなる感情が抑えられない方も少なくありません。

特に起業家は、
・たくさんのことをやりたい思いが強い
・ビジネスチャンスもどんどん入ってくる
こうしたことから、マルチタスクをしたい!という感情がどうしても強いです。
ですから、マルチタスクをしたい!という感情と上手く向き合っていく必要があります。

では、マルチタスクをしたい!感情に向き合うには、どうすれば良いか?
それは、マルチタスクを段階的に止めていくことです。

最終目標は、マルチタスクをいつか完全にやめること。
シングルタスクですべての仕事を終わらせていくことを目指して下さい。


完全シングルタスクに移行するまでのつなぎとして、一時的にマルチタスクを行うわけです。
実は、これこそがマルチタスクの正しいやり方です。

2-1 マルチタスクをしたい!感情が抑えられない場合の対処法

マルチタスクをしたい!感情を抑えるには、感情を解放する逃げ場を作ります。
具体的には、マルチタスクをする時間をあえて作ってあげましょう。

普段はできる限りシングルタスクを大前提に心がけて下さい。
しかし、1日のうち「○時〜○時までの間は、どれだけマルチタスクをやってもいい」という風にマルチタスクをしても良い時間も設けます。

すると、「この時間はマルチタスクができるから、、、」と気持ちにゆとりが生まれます。
さらに「マルチタスク以外の時間は全てシングルタスクでしよう!」という風に考えやすくなり、感情も抑えやすくなります。

マルチタスクの正しいやり方まとめ

今回の一番のポイントは、マルチタスクをやる時間をあえて設けること。
が、それはあくまでマルチタスクからシングルタスクへの移行期間に限ったお話です。

重ねてになりますが、マルチタスクはダメです。
マルチタスクとは、うまく向き合いながら一時的なものとして、最終的にはシングルタスクを目指して下さい。
マルチタスクを止めることで、一気に成果や結果が上がるようになります。

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