やっぱり企業理念はいらない

北岡 秀紀 北岡 秀紀
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120525

先日、企業理念なんていらない、
というお話をしたところ、
複数の方から似たようなメールをいただきました。

一番、わかりやすいメールを
一部抜粋します。

====================

(前略)

例えば、ソフトバンクの孫正義さんは、
会社が数人の頃からみかん箱の上に立って、
「世界を変える」と演説していたそうです。

(中略)

やはり大きな志を持たなければ、
ビジネスを成長させることは
できないのではないでしょうか。

(後略)

====================

この孫さんのエピソードというのは、
2つの解釈ができる、と思います。

解釈のひとつめ。
孫さんは起業当初から、
本気で「世界を変える」と考えていた。

全く知り合いではないので、
確認はできませんが聞く限り、
実際に孫さんは昔からそうだったようです。
こういう人を世間では天才、と言います。

そんな天才の真似を形だけしても、
当然、同じようにはなれません。
私は普通の人に成果を出してもらうのが仕事です。
こういう天才に向けて、文章は書いていません。

企業理念はねつ造される

解釈のふたつめ。
もともとは「モテたい」などの
エゴからはじまった。
で、会社が大きくなってから
「世界を変える」と言い始めた。

そして、いつの間にか
「昔からそう考えていた」
と記憶をねつ造した。
(意識的、無意識的かは分かりません。)

大多数はこちらに属する、
と思います。

そりゃエラくなってから、
なぜ起業したのですか?と聞かれて、
「モテたいから」
「金持ちになりたいから」
「フェラーリ乗りたいから」
とは答えられないでしょう。

当然、
「社会を変えたい」
とかイイコトを言うに決まっています。

重要なのはホンネなのか

ここまで理解していただいた上で、
前回の内容をもういちど読んでください。
私は理念経営を否定している訳ではありません。

問題にしているのは
その理念が本音なのか?ということなのです。

ナントカ塾に言って、
エラい経営者が言っているから、
周りの経営者が言っているから、
それらしい理念を語っていませんか?
ということなのです。

そんなんにカブれているから、
口だけで儲からないんですよ、
ってことです。

それよりも本音の欲に従え。
そうすれば、
ビジネスに本気になれる。
だから成果が出せる。
ということなんです。

欲は成長する

そして、人は欲を満たせば次の欲に気付く。
その欲を満たせば次の欲も・・・
自分の欲を満たし終えた時、
「社会をこんなふうに変えたい」
という自分の本音に気付くんです。

それが結果的に大きな理念になっていくんです。
(そして、ならない場合もあります。
 それはそれでいいんです。)

コントロールしますか?されますか?

キレイな話は口当たりがいい。
そして、誰も否定できない。
しかし、それは正しいことにはなりません。

自分でビジネスをしてるのは、
自分で人生をコントロールするためのはず。

自分より遥かにエライ人が言っているからって、
それを鵜呑みにするなよ、ということです。

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