ケチとマーケティング

北岡 秀紀 北岡 秀紀
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120925

先日、あるお食事会にて、
「ケチな男はイヤだ」
という話になりました。

食事中から割り勘の計算をしている・・・
しかも1円単位で・・・
合コンで男性が食事代を払ってくれなかった・・・
ホテル代を割り勘された・・・
デートでクーポンを使われた・・・

などなど、女性陣による
「ケチあるある」でかなり盛り上がりました。

でも、一方で、
「ケチな男の方がいい」
という女性もひとりいました。

理由を聞くと、
「しっかりと家計を守ってくれそうだから」

それを聞いた多数派の女性達も
しっかりと家計を守ってくれる男性には
頼りがいを感じてプラスのイメージを持っている、
とのこと。
でも、「ケチはイヤ」と言うのです。

また、ケチな男肯定派の女性に
1円単位の割り勘男はどう思うの?
と聞くと、それは「イヤ」と答えます。

つまり
この多数の「ケチはイヤ」派の女性達
たったひとりの「ケチがいい」派の女性

いずれも払いがいい男は良くて、
そうじゃない男は悪いという結論は同じなのです。

張り付いたイメージ

にも関わらず
「ケチはイヤ」「ケチがいい」
と二派に分かれました。

ここにマーケティング上、
重要なポイントが隠されています。

多数派の女性には
「ケチ」=守銭奴
みたいなイメージを持っていました。

しかし、ケチがいい女性は
「ケチじゃない人」=浪費家
というイメージを持っています。

つまり、
「ケチ」という言葉に
張り付いているイメージが違うのです。

それまでの人生経験、学習によって、
同じ言葉であっても、
そこに対して感じているニュアンスというのは、
人によって異なります。

特に違いが出るのが形容詞。
美味しい、スゴイ、素晴らしい、などなど。

また、専門用語も、です。
戦略、戦術、マネジメント、などなど。

言葉に張り付くイメージのせいで、
自分が思ったのと真逆のメッセージを
お客さんに届けてしまう、
ということもあり得ます。

その対策はただひとつ。
言葉の「ケチ」にならない事。
伝えるべきことは、
言葉を尽くして伝えることです。

「これくらいはわかるだろう」
と言葉をケチるのをやめることです。

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