広告費の予算を決める4つの方法

アバター画像 北岡 秀紀

Kitaoka

広告費の予算を立てているでしょうか。
小さな会社の場合、立てていないことが大半です。

全く使わないという人かとりあえず(多くはPPC広告でかか)った分だけ支払う、
というやり方を取っています。

これ間違いです。

ビジネスは限りある資源で最大の収益を上げることが目的です。

広告はマーケティングにおいてターボブースターのようなもの。
うまく使うことで、より効率的かつ効果的にお客を獲得することが可能です。
広告を使わなければ、ビジネスのスピードは圧倒的に遅くなってしまいます。
(場合によっては100分の1以下のスピードになることもあります。)

一方で、赤字になるような予算や広告費はとれません。
だからこそ、予算のコントロールが重要になるわけです。

では、どのようにコントロールするのか?
実は、広告費の予算を決めるにはいくつかのパターンがあります。

ここでは、広告費の予算を適切に決めていくためのパターンを知る事でマーケティングで広告費のムダを無くすことが可能です。
広告費の予算を決める方法は大きく分けると4つ。
あなたのビジネスで予算を組む時のヒントにしてください。

方法1. 広告費の予算を媒体ごとに割り当てる

これは経営者や広告責任者などが、
必要だと思う予算を先に決めて、
その中から各広告媒体などへ広告費を割り当てていく方法です。

この方法の良いところは、
予算を決めたら後は振り分けるだけなので、
各マーケティングキャンペーンの予算が組みやすいところです。

例えば、イベントで50人の動員を目標にするとしましょう。
広告費が200万円の予算の場合、
チラシ制作で20万円、ポスティングで20万円、web広告で40万円、
街頭でのサンプリングで50万円・・
という具合に広告費が振り分けられる・・という感じです。
そして、割り当てられた金額は全て使い切るようにします。

この方法を使う場合、
経験則や参考情報から広告費と望む結果がある程度みえる人が予算を決定することです。

極端ですが、30万円の予算で1000人を集めるとなると難しいでしょう。
逆に1000万円の広告予算だと利益がなくなります。
ある程度、決定者自身の経験や感覚に頼る広告費の予算の決め方です。

また、最初から予算が決まっていて動くので、
いつも通りのマーケティングに終始してしまいます。

劇的な変化をつけたいのであれば、
以降にお伝えする広告費の予算の決め方のほうがいいです。

方法2. 売上高に対して広告費の割合を決める

「総売上の○○%をマーケティングの予算にする」というものです。
もし売上が1000万見込めるなら10%の100万円を広告費にしよう、という感じです。

計算がとても楽で分かりやすいのがメリットです。
逆に言うと目標売上に達しなかった場合や値引きばかりで目標売上に達した場合は、
期待していた粗利が確保できなかった、ということになる可能性があります。

また、予算が余らないように広告費を使い切るようにすることで、
新しい広告媒体の発掘が可能になります。
大抵は、ハズレですが・・・
稀に驚くほど費用対効果が良い広告にあたります。
そうなればそれまでのハズレ分を補って余りあるほどのお客を獲得できるはずです。

美容室、治療院、(情報を販売している)コンサルタントなどの常時広告宣伝が必要な業種で、
粗利が見えやすい業態にはオススメの方法です。

方法3. 目標達成ありきで広告費の予算を決める

キャンペーンの「目標達成が最優先」で広告費の予算を決定する方法です。
例えば、「この商品を2ヶ月以内に30人に売るには、
100万円の広告予算が必要だ」という決め方です。

良い点は、目標の達成ありきの予算組みですから
目標が達成可能性は飛躍的にあがります。
なんとしてもイベント会場を来場者でいっぱいにしないといけないとか、
そういった場合には向いているでしょう。

しかし、「なぜ100万円の広告費なら達成できるの?その根拠は?」
といわれると具体的に根拠を答えられないことが多いものです。
方法1と同じで経験則だったりすることが大半です。

また、
・競合他社が類似品などを展開してきた時に価格競争が始まった
・広告費が足りなくなった
などという場合に広告費の予算を追加で増やさないといけないという事態も少なくありません。

方法4. 競合と同額の予算をマネて組む

競合の戦術が分かれば、それをまねて同じ事をしてみるという手です。
成功していそうな戦術であれば、あなたも便乗して成功できる可能性は高くなります。

ただ、競合がどれくらいの予算や広告費をかけているのか、
などをある程度正確に分析する必要はあります。
が、それほど変わったことをやる会社でなければ、
それほど難しくはないでしょう。

気をつけるべきは競合がテストをやっていた場合です。
うまくいかない方法を真似してしまう、ということがあります。
予算は真似ても広告そのものやメッセージはマネるべきではありません。

広告費の予算をとるところから

広告費の予算を決める4つの方法をご紹介しました。
いかがでしたか?

当然ですが「広告費の予算をとればマーケティングが成功する」という保証はありません。
しかし、広告費の予算を取らなければずっと今まで通りにしかお客は取れません。

なので、お客と接する中で、見込み客に響くコンテンツは何か、
見込み客は、どんな趣味嗜好で、どんな悩みがあるのか?
よく利用するメディアや販売チャネルは何か、
などを知るようにしておいてください。
それらがすべて広告の成功率をアップするための材料になります。

少なくても構いません。
広告費の予算を取るところからぜひ始めてください。

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